エアコン需要最前線 2027年問題で駆け込み増加「エアコン買うなら今?」
2026年5月18日(月) 17:00

家電量販店に並ぶたくさんのエアコン
日中に「暑い」と感じる日が増えてきた今、エアコンのシーズンが本格的に幕を開けつつある。九州のハウスクリーニング業者では、すでに依頼が殺到しており、「5月はほぼ予約で埋まっている」という状況だ。さらに、2027年4月から始まる省エネ基準の大幅引き上げ。いわゆる「2027年問題」を前に、家電量販店でも駆け込み購入者が急増している。夏本番を前に、エアコンをめぐる最新事情を取材した。
「5月から6月が一番のピーク」 クリーニング依頼が年々早まる

エアコンクリーニングの作業をする様子
九州を中心にハウスクリーニング業務を展開するアイ・コーポレーション鹿児島店では、エアコンクリーニングの依頼が年々早い時期から寄せられるようになっている。今年は4月中旬にはすでに依頼が増え始め、現在は県内で1日約30件を受け付けている状況だ。
5月14日には、鹿児島市内の保育所に設置された3台のエアコンをクリーニング。種類にもよるが、1台あたりの作業時間は約1時間ほどだという。
同店の市来和宏店長は、「一番のピークはこの時期から、5月から6月。忙しくなってきます」と話す。5月はすでにほぼ予約で埋まっている状態で、早めの対応が欠かせない。
あなたのエアコン、大丈夫? クリーニングのサインを確認しよう

エアコンお掃除の危険信号!クリーニングの目安
アイ・コーポレーション鹿児島店では、独自のチェックリストを作成し、利用者に活用を呼びかけている。以下の項目に一つでも当てはまる場合、クリーニングを検討するべきだという。
・ つけると臭う
・ 風量や冷えが悪い
・ 吹き口を覗くと黒い点がある
市来店長は「内部が汚れているとカビやほこりを吐き出してしまうので、健康面に影響します。フィルターや熱交換器が詰まってしまうと、電気代にも影響が出る」と説明する。
年に1度のプロによるメンテナンスが理想的だが、個人でできることとして、月に1回フィルターを掃除するだけでも省エネや節約につながるという。手軽にできるケアから始めてみるのも一つの手だ。
家電量販店に広がる「駆け込み需要」 2027年問題とは何か

エアコン売り場に掲げられているポップ
エアコンをめぐっては、もう一つの大きな動きが起きている。鹿児島市内のビックカメラ鹿児島中央駅店のエアコン売り場には、「今ご覧のお得なエアコンが製造終了!?」というポップが掲げられ、来店者の目を引いている。
これが「2027年問題」だ。2027年4月以降、家庭用エアコンの省エネ基準が大幅に引き上げられる。これにより、新基準を満たしていない低価格帯のエアコンが製造・販売できなくなる可能性がある。同じモデルで比較しても、新基準を満たしたものは満たしていないものより価格が10万円近く高くなるという。
こうした状況を受け、同店では基準改定前に購入を済ませようとする「駆け込み需要」が急増。担当の福岡和さんは「前年と比べても120%アップの売れ行き」と説明し、「シンプルなモデルを選ぶ場合、2027年度以降の基準ではないお手軽なモデルを選ぶお客様が多い」と話す。





















































































































