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ニュース・スポーツ

「心を一つに」児童43人の挑戦 指宿・知林ヶ島遠泳大会【鹿児島】

2026年7月9日(木) 12:25

遠泳といえば錦江湾横断遠泳が有名ですが、こちらも子供たちが挑戦する遠泳です。

鹿児島県指宿市の海に浮かぶ無人島・知林ケ島。

この島から向かいの浜までの約1.5キロを泳ぐ遠泳大会に、地元・魚見小学校の児童が挑戦しました。

2026年、40回目の節目を迎えた伝統と絆の遠泳大会を取材しました。

春先から秋にかけ、潮の満ち引きで砂の道が現れる知林ケ島。

7月4日、そこに指宿市立魚見小学校の子どもたちの姿がありました。

「がんばります」
「めちゃ楽しみ」

気合い十分の子供たち、中には緊張している様子の子供も―

「ちょっとドキドキするけど楽しみ」

これから子供たちが挑むのは、知林ケ島から指宿市東方の「田良浜」までの約1.5キロを泳ぐ知林ケ島遠泳大会。

1987年から続く保護者と学校、地域が一体となる魚見地区の名物です。

魚見小学校PTA・黒岩省吾会長
「子どもたちも一生懸命頑張っている。親としても楽しみに大会を迎えられることを期待する」

40回目の大会に向け練習が始まったのは、5月下旬のことでした。

指宿市立魚見小学校 教師・松永良太先生
「心を一つにしてチームで泳ぐ」

テーマは心をひとつに。

「お願いします!」

2026年は4年生から6年生の43人がエントリーしました。

黄色い帽子は6年生、緑は5年生、そして赤は遠泳初挑戦の4年生です。

コーチ
「足を曲げて伸ばす」

水泳初心者の井上葵乃さん。

「ピタッと(足を)そろえる」

プールサイドから熱心に指導するのはお母さんの友美さん、魚見小の卒業生です。

Q.お母さんも小学校で遠泳に?
「参加してます」

指宿市立魚見小学校 4年生・井上葵乃さん
「足のところが難しかった。がんばります」

練習開始から約20日。子供たちは大会参加をかけた検定に臨みました。順調に泳ぎを進める子もいれば、途中で足をついてしまう子も。

今回が初挑戦、4年生・吹留夏希さんも悔しさを隠しきれません。

指宿市立魚見小学校 4年生・吹留夏希さん
Q.すごい頑張ってたね?
「がんばったけど(底が)低いところで足ついちゃった」

速さを競う競泳と違い、仲間と協力しながら長時間泳ぐことが求められる遠泳。

松永良太先生
「チームでお互い声をかけあって泳ぐことで友情などが培われる」

この日、検定に合格できなかった子どもたちも、懸命に練習を続けました。

そして―。

いよいよ迎えた本番。

そこには1度目の検定で涙した吹留夏希さんの姿も!

追試験に合格し、43人全員が大会参加の切符を手にしたのです。

その中にはもちろん、親子2代で遠泳に挑戦する井上葵乃さんの姿も。

母・友美さん
「安心してるから。信じてるからね」

「知林ヶ島遠泳大会みんなで泳ぎ切るぞ!お~!」

先頭を引っ張るのは5、6年生で構成するチーム。

カメラに手を振る余裕もあります。

一方、後ろに続くのは4年生中心のチームです。

「いいよ、いいよ!がんばれ!」

この日は風と波があり、初心者の子にとっては苦しいコンディションでしたが、保護者や地域の人から励ましを受けながら、ひとかき、ひとかき泳ぎを進めます。

「エンヤコーラ!エンヤコーラ!」

心をひとつに…。

夏希さん。葵乃さんも懸命に泳ぎます。

葵乃さん母・友美さん
「がんばれ~」

そして、スタートから約40分。

先頭チームが仲良く手をつないで無事にゴール!

指宿市立魚見小学校 6年生・川元心徠さん
「みんなすごく頑張っていて十分。大切な40年。大事な日だと思いました」

後ろに続いたチームも続々とゴールします。

ゴールした児童
「たのしかった」

初挑戦の4年生・夏希さんはお父さんと笑顔でゴール!

吹留夏希さん
「口の中に(海水が)入ったけど楽しく泳げた。来年もやりたい」

父・潤さん
「気持ちが強くなって泳げたんじゃないか」

お母さんが見守った葵乃さんも堂々のゴールです。

井上葵乃さん
「たのしかったです」

母・友美さん
「チャレンジしただけで”はなまる”です。泳ぎ切れてよかった。。伝統行事が40回続いているのですごくありがたい」

地域がつなぐ伝統の遠泳。

心をひとつに挑戦した魚見小の子どもたちはこの夏、一回り大きく成長しました。

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