
コロナ禍で大会が中止になった去年の夏。
今年こそは、夢の九州大会に!
12分間のステージに2年分の思いをかける、加治木高校吹奏楽部員たちの夏の記録。
※7/31に放送した特別編をお送りしました。
鹿児島県立加治木高校吹奏楽部

県立加治木高校吹奏楽部。

2018年と2019年、県大会で2年連続金賞を受賞した強豪です。

もちろん、去年も3年連続の「金賞」受賞と、さらに「金賞」の中から優秀校が進める「九州大会への出場」を目標にしていました。
去年はコンクールが中止に

ところが、新型コロナウイルスの感染拡大でコンクールは中止に。。。

だから、今年開催されるコンクールは、「金賞」受賞と悲願の「九州大会初出場」、2年分の思いを背負っての出場なのです。
コンクール自由曲は難曲

顧問の永井哲先生が自由曲として選んだのは、クロード・トーマス・スミス作曲「ルイ・ブルジョアの賛美歌による変奏曲」です。

この曲の特徴は、
・音符が多い
・テンポが速い
・ハーモニーが複雑
・ソロ&デュオがある
吹奏楽曲の中でも難易度が高く、技巧や演奏力が必要とされる難曲です。

(永井先生)楽譜を見たときに、生徒が『こんなの出来ません』って言うんだけど、『練習すればできるようになるよ』と話します。
昼食時間を削って練習!練習!!

難曲への挑戦・・・。
しかし平日の放課後は、練習時間が2時間と決められています。

少しでも練習したい!
午前の授業が終わると、部員はさっさと昼食をとり、足早に音楽室へと集合します。

部員で協力し合い、昼休みに30分間時間を確保して練習に励んできました。
部活動と勉強の両立

加治木高校は、ほとんどの生徒が大学へ行く進学校です。

3年生は、早朝や部活の後に受験勉強をします。
時間をやりくりして、勉強と部活動を両立させなくてはなりません。
いま頑張ることの意味

(永井先生)高校3年間を充実させて一生懸命やれば、そのあと大きく飛躍していってくれる。
「今の頑張りは、そのあとの人生にとても有意義だよ」
先生が生徒たちに伝えたいことです。

うまくいかなくて、楽器を吹きたくない日だってある。
確かに、逃げるのは簡単。
でも、きょうの自分を後悔したくない。

未来の自分が、今の自分を誇りに思えるように・・・

精一杯頑張る!!
コンクール当日

そして、迎えた大会当日。

この12分間のためにみんなで練習してきた。

出場すらできなかった先輩たちのためにも・・・

絶対に九州大会へ行きたい!!

やれる事はやった!すべてを出し切った!!
結果発表

あとは、結果を待つのみ。

九州大会に行けるのは、35校中3校です。

(永井先生)金賞並びに九州大会出場校を発表します。
加治木高校!!
目標達成!!

加治木高校吹奏楽部が、金賞と受賞と念願だった九州大会への切符を手にしました!!

くじけそうなときもあった。
でも、負けなかった。
いま、自分がすごくすご~~く誇らしい!!
おめでとう

加治木高校吹奏楽部のみなさん。
金賞受賞おめでとうございます!

初めての九州大会出場、おめでとうございます!!
皆さんが教えてくれたこと

今、頑張ることは

未来の自分の支えになる

この夏、この高校生たちが教えてくれました。
(番組で紹介した情報・お知らせなどを掲載中)