「注文した商品が来ない」鹿児島で広がる石油由来品の供給不足、塗装業や住宅工事に直撃
2026年5月19日(火) 15:00
暑い季節が来るのに エアコン部材や混合ガソリンも
取材が行われた5月17日には、県本土で今年初めての真夏日が観測された。気温の上昇と梅雨の接近というタイミングで、よりによってエアコンの化粧カバーや混合ガソリンにも購入制限がかかっているという皮肉な状況だ。
子育て中の買い物客は、ゴミ袋の購入制限に不安を口にした。「子育てする中でもたくさん使うので、『高くなっていくのかな』と不安になる。なる前に必要な物は整理して買っておきたい」。
県の工事6件が中断 知事が政府への要請を表明

鹿児島県・塩田知事
影響は個人や民間にとどまらない。鹿児島県が管理する住宅や施設でも、塗料などの入手が困難になり、工事の一部が中断する事態になっている。
中断しているのは、県営住宅や県の職員宿舎、学校施設での外壁改修工事など合わせて6件。いずれもメンテナンスを目的とするもので、原油由来の塗料やシンナーなど必要な資材が入手困難となっていることが原因だ。工事を受注した事業者は資材が入手でき次第、工事を再開する予定だが、再開の時期は見通せていない。
塩田知事は定例会見でこの問題に言及し、「政府のほうにしっかりと目詰まりの解消、資材の安定供給をしてもらえるよう要請をしていきたい」と述べ、国への働きかけを行う考えを示した。
中東情勢の悪化から2カ月半あまり。ホームセンターの棚が空になる光景、届かない塗料、進まない工事。その影響は、鹿児島の日常生活に確実に忍び込んでいる。「我慢する時期」という言葉が重くのしかかる中、状況がいつ好転するのか、先行きはまだ見えていない。





















































































































