「なぜ値上げへ?」公衆浴場の現状 温泉に関わる資材が次々と高騰【鹿児島】
2026年5月19日(火) 18:30
18日のニュースで県内の公衆浴場が加盟する組合が、入浴料を500円に値上げするよう県に要望することをお伝えしました。
中東情勢が私たちの暮らしにも様々な影を落とす中、どのような理由で公衆浴場は値上げを求める事態となったのか。
鹿児島市の公衆浴場を取材し、背景を探りました。
上枝一樹記者
「鹿児島と言えば温泉ですが、この温泉に関わるさまざまな資材が値上がりしているといいます」
午前8時過ぎ、開店前の鹿児島市の中山温泉を訪ねました。
中東情勢の影響で原油由来の製品が値上がりする中、浴場では具体的にどんな影響が出ているのでしょうか。
中山温泉・西田賢作店長
「温度調整、出る止める、プッシュボタン、見えてはいないけど、中にたくさんのパーツが入っている。定期的に交換しないと利用できないところが出てきたりする」
こちらが部品の一部です。
黒い部分に原油由来の原料が使われています。
中山温泉のシャワーの数は、男女それぞれ21ずつ。
夏は1日300人、冬は1日600人が利用することから、部品の消耗も早く、十分なストックを用意したいところですが、必要な個数がそろわないこともあるそうです。
中山温泉・西田賢作店長
「部品を注文してもスムーズに入ってこない。「これだけください」と言ってもその半分しか来なかったりそういうこともある」
またこちらの温泉では、源泉の温度を維持するためにガスを使用していて、4月の料金は前の月と比べて1.5倍に値上がりしていたと言います。
そしてバックヤード。
温泉を供給するためにさまざまなパイプが使われていて、温泉成分で劣化することから2026年の夏に一部を交換する予定でした。
しかし、このパイプそのものが手に入りにくくなり交換が見通せない状況です。
中山温泉・西田賢作店長
「漏水して送れなくなってしまったとなると、営業そのものができなくなってしまう」
設備の維持費用の負担は他の公衆浴場でも同様で、県内の公衆浴場が加盟する組合は、大人の入浴料を現在の460円から500円に値上げするよう県に要望することにしています。
中山温泉・西田賢作店長
Q.値上げの要望について
「経営として考えれば値上げはありがたい話だが、お客さんが一日置きになったりとか週末だけになったりとか懸念はある」
さらに併設する食堂では6月からのメニューの見直しを予告する案内が。
食材の値上がりのほか、食堂のこだわりであるダシの原料となる枕崎産のかつおぶしも中東情勢の影響を受けて手に入りにくくなっているためです。
温泉に、食堂、施設にかかわるすべてのものが値上がりしています。
中山温泉・西田賢作店長
「コロナの時が一番きつかったけど、今回は国や行政からの補助があるわけではないし、値上げもそうだけど資材がない。私も過去に体験したことがないので、さらに下っていくきつい状況になる」
先行きが見えない中東情勢。
鹿児島の温泉経営への影響は日々深刻さを増しています。
中東情勢が私たちの暮らしにも様々な影を落とす中、どのような理由で公衆浴場は値上げを求める事態となったのか。
鹿児島市の公衆浴場を取材し、背景を探りました。
上枝一樹記者
「鹿児島と言えば温泉ですが、この温泉に関わるさまざまな資材が値上がりしているといいます」
午前8時過ぎ、開店前の鹿児島市の中山温泉を訪ねました。
中東情勢の影響で原油由来の製品が値上がりする中、浴場では具体的にどんな影響が出ているのでしょうか。
中山温泉・西田賢作店長
「温度調整、出る止める、プッシュボタン、見えてはいないけど、中にたくさんのパーツが入っている。定期的に交換しないと利用できないところが出てきたりする」
こちらが部品の一部です。
黒い部分に原油由来の原料が使われています。
中山温泉のシャワーの数は、男女それぞれ21ずつ。
夏は1日300人、冬は1日600人が利用することから、部品の消耗も早く、十分なストックを用意したいところですが、必要な個数がそろわないこともあるそうです。
中山温泉・西田賢作店長
「部品を注文してもスムーズに入ってこない。「これだけください」と言ってもその半分しか来なかったりそういうこともある」
またこちらの温泉では、源泉の温度を維持するためにガスを使用していて、4月の料金は前の月と比べて1.5倍に値上がりしていたと言います。
そしてバックヤード。
温泉を供給するためにさまざまなパイプが使われていて、温泉成分で劣化することから2026年の夏に一部を交換する予定でした。
しかし、このパイプそのものが手に入りにくくなり交換が見通せない状況です。
中山温泉・西田賢作店長
「漏水して送れなくなってしまったとなると、営業そのものができなくなってしまう」
設備の維持費用の負担は他の公衆浴場でも同様で、県内の公衆浴場が加盟する組合は、大人の入浴料を現在の460円から500円に値上げするよう県に要望することにしています。
中山温泉・西田賢作店長
Q.値上げの要望について
「経営として考えれば値上げはありがたい話だが、お客さんが一日置きになったりとか週末だけになったりとか懸念はある」
さらに併設する食堂では6月からのメニューの見直しを予告する案内が。
食材の値上がりのほか、食堂のこだわりであるダシの原料となる枕崎産のかつおぶしも中東情勢の影響を受けて手に入りにくくなっているためです。
温泉に、食堂、施設にかかわるすべてのものが値上がりしています。
中山温泉・西田賢作店長
「コロナの時が一番きつかったけど、今回は国や行政からの補助があるわけではないし、値上げもそうだけど資材がない。私も過去に体験したことがないので、さらに下っていくきつい状況になる」
先行きが見えない中東情勢。
鹿児島の温泉経営への影響は日々深刻さを増しています。





















































































































