今回のナマ・イキVOICEは、挑むオンナたち。
ラグビー女子に陸上ハードル選手
夢に向かって挑み続けるアスリート女子に迫ります。
ラグビー女子 岸本彩華
黙々とトレーニングに励む岸本彩華さん、21歳。ラグビー選手です。2つ上のお兄さんの影響でラグビーに魅了されたいろはさん。ラグビーをやるなら名門・鹿児島工業でやりたいと、顧問の先生に頼み込み、鹿児島工業ラグビー部たった一人の女子部員になりました。
高校2年の時、全国の高校から選ばれたラグビー女子たちが東西チームに分かれ闘う試合に、鹿児島から初めていろはさんが選抜されました。全国レベルを経験したいろはさんは、高校卒業後すぐに上京して東京の社会人チームへ。
いろはさんのポジションは、プロップといって相手FWと組み合うスクラムの中心選手の一人です。チームに所属して2年、レギュラーの座を勝ち取り、3年目には15人制の日本代表の合宿メンバー、そして鹿児島国体の選手にも選ばれ、飛躍が期待される今年でした。しかし新型コロナの影響でその舞台はすべて無くなりました。
行き先が見えなくなったいろはさん。鹿児島に帰って改めて思いました。大好きなラグビー。夢は日本代表!夢があるから頑張れる。いろはさん、家族に背中を押され、また気持ちを新たに挑み続けます。
陸上ハードル選手 大村美香
南国殖産に務める癒し系のOL大村美香さん、24歳。実は彼女、県内屈指のハードルの選手。
お父さん、お母さんも陸上選手の陸上一家で育った大村さん、中学からこの世界に入りました。華が開いたのは、高校3年の時。13秒93、自己ベストで堂々の3位入賞。全国の舞台を駆け抜けました。
その後、青山学院大学に進学し記録更新へ邁進。しかし大学2年の夏に、捻挫してそこからもう3、4年あまり走ることができずどん底の大学時代。陸上を辞めようかとも思いました。
もう一度ハードルを続ける…3年前に鹿児島に戻った大村さん。県記録の更新と鹿児島国体での活躍を誓って、再び練習に励みました。大村さんは走力をアップしようと、日曜日は日本選手権女子200mで日本一になったスプリンター鶴田礼美選手と、一緒に練習をしています。陸上は個人競技だけど、ともに励まし合う仲間がいると頑張れます。
6月、新型コロナウイルスの影響で国体の延期が決定。でも大村さんは揺れることはありませんでした。自分が納得いく結果を残すまでは、走り続ける。今年8月の県記録会、大村さんは27年ぶりの県記録更新!目標達成です。大村さん、また新たな目標に向かって走り続けます!
(番組で紹介した情報・お知らせなどを掲載中)