辺野古転覆事故と文科省是正指導 専門家は「萎縮する必要ない」「平和学習のあり方探求を」
2026年5月27日(水) 13:44
「史実をお伝えするのが一番の役割」 知覧の現場に立つガイドの思い

知覧特攻平和会館
太平洋戦争末期、旧陸軍の特攻基地があった南九州市知覧町。南九州市観光協会では、基地跡周辺の戦跡を修学旅行の生徒らに案内する観光ガイドを行っており、2025年度は全国から訪れた約4500人に平和学習の案内をした。
観光ガイドを務める山下つきみさんは、辺野古の事故を「本当に痛ましい事故だと思った」と語る。
今回、文科省が教育基本法違反を認定したことについては、「非常に難しいことだと思っている」としながらも、自身の活動への影響については落ち着いた見方を示した。
「個人的には、今後それを不安に思ったり、懸念材料にはならないと思う。ここはただ(特攻の)史実をお伝えするのが私たちの一番の役割だと思っているので」
そして、これからの活動についてこう言い切った。
「これから大変だな、心配だなとは私的には持ってはいない。これまでと同様にやっていくということに尽きると思う」
問い直される平和学習の「あるべき姿」
今回の文科省の是正指導は、国が学校教育の内容に初めて踏み込んだという点で、教育界に大きな波紋を広げた。一方で、渡邊准教授が強調するように、この動きを「萎縮」につなげるのではなく、平和学習の質を高める契機として捉える視点も確かに存在する。
知覧で淡々と史実を伝え続ける山下さんの姿勢もまた、平和学習の一つの形を示している。特攻隊員たちの記録と向き合いながら、事実をそのまま届けること――それ自体が、生徒たちの思考を促す出発点となり得る。
辺野古の事故で2人の命が失われたことを重く受け止めながら、教育現場は今、「どのように平和を伝えるか」という問いと改めて向き合っている。




















































































































