2025年のテーマは「焼酎のソーダ割りと豆皿」 薩摩焼×スタバのコラボも楽しめる 鹿児島市で薩摩焼フェスタ開催中
2025年12月4日(木) 11:48

2025年のテーマは「焼酎のソーダ割りと豆皿」
12月3日から2025年の薩摩焼フェスタが鹿児島市のカクイックス交流センターで始まった。今回で36回目を迎えるこのイベントでは、鹿児島県内25の窯元から約2万点にのぼる薩摩焼が展示・販売され、初めてスターバックスコーヒーのブースも設置された。
会場では、湯飲みやお茶碗など多彩な薩摩焼の作品が並び、来場者は各窯元のブースで説明を受けながら、お気に入りの商品を探していた。
2025年のテーマは「焼酎のソーダ割りと豆皿」。2024年に焼酎を含む日本の伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産に登録されたことにちなんでいる。
「見るだけでわくわくする。どんな料理を入れようかなと考える」と、豆皿を手に取った来場者は笑顔を見せていた。
窯元こだわりの焼酎カップと豆皿

「手作りの器の良さを味わって」と語る遊笑窯の吉満さん
会場では各窯元が創意工夫を凝らした焼酎カップと豆皿を用意。遊笑窯の吉満俊久さんは「自宅で飲めるような小ぶりの炭酸割用のカップを作った」と説明し、「色々なものを見てもらって触ってもらって、手作りの器の良さを味わってもらえたら」と話した。
スターバックスと薩摩焼のコラボレーション

スターバックスコーヒーでは2024年6月から薩摩焼のカップでコーヒーを楽しめるメニューを提供中
今回の薩摩焼フェスタでは、初めてスターバックスコーヒーのブースも設置された。実はスターバックスコーヒーの県内7つの店舗では、2024年6月から地元の名産である薩摩焼のカップでコーヒーを楽しめるメニューを提供している。

ブースでは薩摩焼のカップでコーヒー試飲が可能
スターバックスコーヒージャパンの井上拓哉ディストリクトマネージャーは、「(薩摩焼でコーヒーを飲んで)陶器のぬくもりや口当たりの柔らかさをおっしゃる方が多い」と顧客の反応を紹介。
さらに「薩摩焼のひび割れのなかにコーヒーの染みがつく。経年劣化も味わいとして楽しめるのが魅力」と薩摩焼の特徴を説明し、「鹿児島の歴史ある薩摩焼に思いをふけながら、ゆったりとした時間を過ごしてもらえれば」と、伝統工芸と現代のカフェ文化の融合に期待を寄せていた。

薩摩焼で飲むコーヒーに地元来場者も満足の表情
このスターバックスコーヒーのブースでは薩摩焼のカップでコーヒーを試飲することが可能。地元の来場者は「格別ですね。生まれ故郷ですから(薩摩焼に)思い入れがある」と、満足げに話していた。

会場では多様な薩摩焼の魅力を楽しめる
薩摩焼フェスタは12月7日までカクイックス交流センターで開催され、鹿児島の伝統工芸に触れる貴重な機会となっている。窯元それぞれのこだわりの作品に出会えるこの機会に、多くの来場者が薩摩焼の魅力を再発見している。


















































































































