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4月5日(水)夢は世界!バトンで輝く鹿児島の12歳

バトントワリングで、日本一に輝いた12歳の女の子に密着。
競技に懸ける情熱を取材しました。

遊ぶ子どもたちの中に、一人の女の子がいました。
一見、普通の女の子。
 

でも実は、すごいアスリートなんです。
 

見る人を引き込むこの演技。
バトントワリングで日本一に輝いた、 末重美空 すえしげ・みく (12歳) さんです。

練習を見せてもらいました。
やってきたのは、桜島総合体育館です。
 

美空さんが所属するのは、鹿児島市で活動する「エクセルバトンスクール鹿児島」です。
 

創立23年で、3歳から社会人までの70人以上が、バトントワリングを学んでいます。

バトントワリングには、大きく3つの要素があります。

①バトンを空中に投げて、キャッチする「エーリアル」

②手だけでなく、体を使ってバトンを回す「ロール」

③体の近くでバトンを回す「コンタクトマテリアル」

この3つを組み合わせた技を、バトンを落とさずに成功させないといけません。

さらにダンスの美しさや表情など、演技中の全てが評価される競技。
それが、バトントワリングです。

美空さんとバトンの出会いは、4歳のときでした。
 

(美空さん)
友達がやっていて、すごくかっこよかったから入りたいなって。

友達に憧れて入ったバトンの世界。
言葉では表せない気持ちを全身で表現できることがうれしくて、すぐにのめりこんで行きました。

(母・めぐみさん)
毎日練習に行きたいって、本当に好きなんだなって。

美空さんにバトンを教える 下栗 しもくり 先生は、出会った頃の思い出を語ってくれました。

(下栗先生)
初めての大会でも堂々としていた。
この子は伸びるなって。

その期待通り、美空さんは数々の大会で入賞。
 

去年12月に開かれた「ジャパンカップー日本選手権ー」では、全国から選抜された16人の中で見事優勝。
日本一に輝きました。

そして、今年開かれる「かごしま国体」の開会式に参加することが決定しています。

美空さんの演技には、誰にも負けない武器があります。

(下栗先生)
自分の魅せ方が分かっている。
ここで決めるって表情も作って、女優になる。

この「表現力」が彼女の魅力です。

これまで輝かしい成績を残してきた美空さんですが、大きな悩みも抱えていました。

(下栗先生)
大事なのは、バトンを正確に上げて、しっかり取れるか。
体が細いので、上げられない。

実は美空さん、この1週間前に全国大会に出場していました。
3月24日 、静岡県浜松市で行われた「第4回全日本バトントワーリングジュニア選手権大会」。

最初の大技で、バトンを落としてしまいました。

美空さんの身長は、144センチ。
バトンを高く上げてキャッチする技が、壁になっていました。

ミスを挽回する会心の演技で、結果は大健闘の15位。
ですが…。

(母・めぐみさん)
泣きながら電話が来た。
泣きながら練習していました。
悔しくて。


 

大会から帰ってきた美空さん。
1日も休まずに、練習をはじめていました。

(下栗先生)
負けず嫌いなので、かなり。
悔しさをバネに、成長してほしいです。

この日は、落としてしまった技に挑戦していました。
 

何回失敗しても、諦めません。

コツを掴み始めたようです。
笑顔が戻りました。

お昼休みはみんなでお弁当。
お母さんが早起きして、作ってくれました。

本番の衣装に着替え、もう一度失敗した演技に挑戦です。

いよいよ、あの技です。
成功です。
さらに、もう一度成功!
続けて決めました!

この表情、心からバトンを楽しんでいます。

(美空さん)
来年は、絶対世界大会に行けるような振りをしたいです。

恥ずかしがり屋で、負けず嫌い。
夢に向かって全力で頑張る末重美空さん、12歳。
彼女の未来は輝いています。