JR鹿児島中央駅東口にある一番街に建設中の「中央町19・20番街区・再開発ビル」。駅前の一等地、大注目の再開発ビルが、今どうなっているのか。この工事の責任者、竹中工務店九州支店・総括作業所長の牧さんに案内してもらいました!
ビルの基本情報
地下1階、地上24階建て、高さ約100m、1~7階に商業施設、8階以上はマンションになります。竣工は2021年1月末予定。マンション入居開始が3月末以降、商業施設層は2021年春にオープン予定です。
再開発ビルからプレミアム館をつなぐ駅前広場デッキは、2020年10月公開。この先の商店街アーケードに、そのまま抜けられるように設計されています。完成後は24時間通れる通路になります。
1階から7階には商業施設や各種サービス施設が入ります。5階、6階には500人収容のホールも整備され、災害時の避難拠点としても利用される予定です。8階から24階は、マンションになっていて、どの部屋からも桜島が見えるようになっています。
このビルの高さ100mは、県内のビルでは一番の高さです!ちなみに2位県庁ビルの93m、3位はアミュランの91mです。
アミュプラザ・プレミアム館から、再開発ビルに繋がる空中通路。完成したら屋根付きの通路がふたつのビルを繋ぎます。この通路は再開発ビル内2階通路を経由して、屋根付きのまま電車通りの上をまたいで、南国センタービル前の歩道まで続きます。
特別にマンションの部屋の中を見せてもらいました。広い洗面台とお風呂。動線を考えた機能的な水回りのキッチン。落ち着いた雰囲気のリビングの素敵な部屋です。残念ながら部屋はすべて完売しているようです。
8階と7階の間にある免震層といわれる階。特殊な技術で強化された大きな丸い天然ゴムを25箇所とダンパーといわれる装置と合わせて地震や強風などによる振動から守っている、文字通り縁の下の力持ち的な施設です。
6階からは駅前広場、市電、城山も見えています。コロナ禍での作業なので、毎朝500人の作業員の検温なども行って、作業員の健康管理にも万全の態勢で臨んでいます。