疲れ・冷え・肩こり・偏頭痛にイライラ・うつ状態・・・女性につきまとう“なんとなく不調”。もしかすると原因はかくれ貧血かもしれない。日本人の鉄不足は先進諸国の中で明らかに悪く「貧血大国・日本」とも呼ばれているほど。特に夏の間は、鉄分が汗と一緒に排せつされてしまっていた。見直すなら今!かくれ貧血をチェックして鉄分と元気を取り戻そう!
貧血大国・日本~かくれ貧血あなたは大丈夫?
【鈴木内科クリニック】
漢方外来の他、針やお灸の部屋を併設し、女性の不定愁訴に向き合うクリニックです。
住所: 鹿児島市福山町193-1
電話: 099-278-5797
【貧血】
生理のある女性は常に鉄が足りない状態にあり、女性の過半数が「かくれ貧血」らしいのです。
普通貧血の検査はヘモグロビンの値を指標とします。女性の場合は12未満。ヘモグロビンの値が12以上あっても油断なりません。
【鉄欠乏の原因】
・出血による不足(生理も含む)
・必要量の増加(妊娠・授乳など)
・摂取量の不足(ダイエット・偏食など)
【かくれ貧血】
かくれ貧血かどうかを診るには通常の検査では測らない「フェリチン」という値を調べる必要があります。
フェリチンは貯蔵鉄と呼ばれ体内の鉄分が不足してくると、ここから鉄が使われていきます。そのため、ヘモグロビンは足りているけれどフェリチンは足りていない。これがかくれ貧血です。
フェリチンは60がボーダーライン。30以下だと様々な不調が現れる「かくれ貧血」と診断されます。男性は200~300あるので、女性がいかに不足しているかがわかります。
【症状】
冷え、肩こり、偏頭痛の他にもかくれ貧血の症状には、疲れやすさ、立ちくらみ、めまい、のどの違和感、パニック症候群、うつ状態、睡眠障害、不妊、流産、産後うつ、むずむず足症候群。また鉄はコラーゲン生成にも作用するため、にきび、肌荒れ、爪や髪のぱさつきにも関わってきます。
【鉄不足が引き起こすさらなる事実】
鉄は、神経伝達物質のセロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンの合成に欠かせない存在。かくれ貧血・鉄欠乏による「鬱状態」がいま、深刻な問題になっています。
母子ともに健やかでいるためにも、妊娠する前に鉄不足を解消することが必要であると警鐘をならしています。
【鉄分をとるための一番のポイント】
「赤身の肉(牛・豚」や「魚(かつお・まぐろ)」をたくさん食べること!鉄はヘム鉄と非ヘム鉄があり吸収率が断然違うんです。なので生理のある女性の皆さんは、なるだけ毎日「ヘム鉄」を含む肉や魚を食べるように心がけてみてください。