昭和の香りが色濃く残る、鹿児島市三和町を乾き亭げそ太郎がぶらり街歩き。
子供たちに大人気、手作り水車がある肉屋やベンチャーズと妻をこよなく愛するギタリストなどディープな出会いが盛りだくさん!
ぶらりわが町じまん~ディープタウン三和町編
鹿児島県庁や、鴨池フェリーターミナルの近くに位置する三和町。戦後、奄美がアメリカの占領下に置かれ、島に帰れなくなった人たちが住み始めたこともあり、町には島独自の文化が残っています。
【本場大島紬織元 むらなか】
快く招き入れてくれたのは、川畑成康さん。経済産業省の認めた伝統工芸士であり、大島紬の世界では超有名人なのです。大相撲の遠藤関や、元横綱の朝青龍なども、川畑さんの元を訪れて、大島紬を注文したそうです。川畑さんが手がけるのは、白大島紬。生産量は、大島紬全体の1割ほどの高級品で、小売店では30~200万円で販売されるそうです。1本1本の糸に色をつけてから、織っていく白大島紬は、とにかく手間がかかります。設計図から1反を織り上げていくのに、半年以上かかるそうです。
住所: 三和町21-10
【森園茶舗】
三和町に店を構えて50年。森園夫婦が営むお茶屋さんです。子どもの頃から一日3杯はお茶を飲んでいるそうです。歯がきれいなことにも関係があるのかもしれません。
住所: 三和町61-18
【かじお荘】
昭和の香り漂う三和町にあって、意外な店を発見!ドライフラワーと造花とプリザーブドフラワーのお店。先月オープンしたばかりで、まだ看板を掛け替えておらず、外観はクリーニング店のままです。
住所: 三和町48-18
【麓ギター音楽事務所】
フルーツショップではなく、中古自転車の販売店…かと思いきや、実はギター教室でした。麓泰次郎さんは、フリーのミュージシャンとして、イベントでギターや歌を披露しています。個人からの依頼も引き受けているそうで、結婚式や誕生日などで弾き語りをするそうです。奥様へのプロポーズソング「夜港愛」は、コンテストでも賞を獲ったそうです。
住所: 三和町52-4 電話: 090-3737-1143
【肉のハッピー】
店の前に高さ2メートルほどの水車を発見。肉屋の主人・鬼塚明男さんが、手作りしたそうです。ボクシングやウエイトリフティングなど、スポーツをする木製の人形が水を動力に動き続けています。現在の水車は4代目と言う事です。豚の顔の肉と奄美の味噌を使用した豚みそがお奨めです。
住所: 三和町7-6 電話: 099-257-0416
手作り豚みそ(100g) 148円