特集は “漁港ぶら食” 。 長島の薄井漁港にある東町漁協の魚市場には毎朝豊富な魚介類が数多く上がります。早朝の競りの前に市場をのぞくと、漁船から下ろされるタコ、イカ、アジなど家庭の食卓にあがる海の恵みが運び込まれます。
鹿児島大学水産学部の佐野雅昭教授とＫＴＳリポーター冨永梨生がその漁港を訪ね、海の幸の不思議を紐解き、食しました。
　

かごしま・漁港ぶら食

【長島町 薄井漁港】
鹿児島市を出発したのは早朝の午前４時半…昭和４９年に開通した、長さ５０２メートルの黒瀬戸大橋を渡ります。長島の北にある薄井漁港、晴れた日には天草諸島も見えます。薄井漁港にある東町漁協には、朝方まで漁をやっていた漁船がぞくぞくと港に入ってきます。
毎朝、アジ、イカ、マダイなどおよそ３０種類もの生きの良い魚介類があがります。
鮮魚の競りは午前７時半からです。ここの魚たちは県内はもとより、東京の築地、福岡など全国へと発送されます。
　東町漁協販売課：　0996-86-1155

　
【佐野雅昭教授】
魚のことを詳しく説明して頂いたのは、鹿児島大学水産学部の魚博士、佐野雅昭教授です。
異色の経歴をお持ちの佐野教授。一度は水産庁に勤務、サラリーマンを経験した後、再び北海道大学水産学部で博士号を取得した魚博士なんです。

　
【長島大陸市場食堂】
漁協のすぐ目の前には、漁師さんや漁協の人たちが朝食を食べる食堂があります。こちらがこの日の朝食「朝定食(550円)」です。頂いたアジもコチラでさばいてもらいました。
主に市場で働いている人たちや漁師さんたちが多いですが、誰でも自由に入れます。

　
【ながしま造形美展】
長島では２年に一度、島の人々達が手作りでいろいろなアートを作る長島造形美展が開かれます。その作品が島内で見ることができます。

　
【道の駅 黒之瀬戸 だんだん市場】
薄井漁港にあがった新鮮な魚介類が買える、道の駅「黒之瀬戸 だんだん市場」。黒瀬戸大橋のすぐ横にあります。この日は長島産の鯛の特売日で、新鮮な鯛がまるまる一匹、お得な値段で買えました。
　電話：　0996-65-2222