この冬、あの名作「Dr.コトー診療所」が16年ぶりに映画になって戻ってきます。
今週金曜日の公開を前に、映画「Dr.コトー診療所」の魅力をお届けしました。
「Dr.コトー診療所」はフジテレビで2003年から放送された連続ドラマで、累計発行部数1200万部を超える漫画をドラマ化したものです。
僻地の離島を舞台にしたこの物語は、“Dr.コトー”こと五島健助と島の人々との関わり合いを通して、「命の尊さ」を描き、ドラマは高視聴率を記録しました。
医療ヒューマンドラマの金字塔として、今も語り継がれています。
そして、この、Dr.コトーの物語は、鹿児島と大きな関わりがあるんです。
「Dr.コトー診療所」と鹿児島の関わり
【物語のモデルは甑島の医師】
主人公のモデルとなったのは、甑島の医師、瀬戸上健二郎先生です。
【鹿児島市出身の吉俣良さんが音楽を担当】
音楽は、鹿児島市出身の音楽家・吉俣良さんが今回の映画作品を手がけます。
本作の監督を務めるのは、フジテレビの中江功さん。
『Dr.コトー診療所』や『冷静と情熱のあいだ』など、これまで数々の作品で吉俣さんとタッグを組んできました。
(中江功さん)
戦友ですからね。
長く連ドラとかもいっぱいやっ てきたから。
僕らの話を聞いてくれて、映像に沿った音楽を作ってくれるのですごく助かっています。
16年の時を経てつながる“Dr.コトー”の物語。
映画を彩る音楽にも注目です。
聖地巡礼*与那国島へ
さらに映画「Dr.コトー診療所」の魅力に迫ろうと、系列局のアナウンサーたちと一緒に、与那国島に行ってきました。
まずは飛行機に乗って沖縄へ。
そこから乗り継いで、さらに1時間半。
日本最西端に位置し、「国境の島」と呼ばれています。
人口は、およそ1700人。
豊かな自然が残る、この絶海の孤島で「Dr.コトー診療所」の物語はつむがれてきました。
与那国島は、まさに「Dr.コトー診療所」の聖地!
(テレビ熊本 本田千穂アナウンサー)
コトーが大好きです!
当時から見てました。
まさか自分がその撮影場所に立つことができるなんて夢のようですし、うれしさでいっぱいです。
(岡山放送 今川菜緒アナウンサー)
やっぱりこちらの島は自然がそのまま残っているのがいいですね。新鮮です。
こんなに晴れると思っていなかったので、帰りたくないです。
さぁ、わくわくを隠せないみなさんと一緒に、Dr.コトーの聖地へ!
【診療所】
まずはこの場所から。
16年前にドラマシリーズが終わった後も、診療所のセットはそのままの姿で残されていました。
ー木と海の匂いがする。
ーどれも年季が入ってる。
ードラマの世界観というより、ここにコトー診療所が本当にあるみたい。
出演するキャストと同じように、16年という時の流れをこの場所で刻んできました。
ーこの景色で病気が治りそう。
絶景は百薬の長ですよ。
【自転車】
ー自転車がある!
さびついてる。
これ、コトー先生が乗ってた自転車。
Dr.コトーと言えばの自転車と旗
ーあ~!
ここにバッグをはさんで、コトー先生が島の人たちに会いに行ってたんだ。
【海岸線の道】
この海岸線の道も、Dr.コトーファンにはたまらない聖地です。
ー最高に気持ちいいです!全身で風を受ける感じ。
与那国の良い空気を吸いました。
私も島の人に会いたくなったな。
【漁協】
学校帰りに毎日釣りを楽しんでいるという子どもたち。
雄大な自然が遊び場です。
Q.与那国のいいところは?
A.写真を撮るのが好きなので、空が広いのが好き。
あとは、この子たちがのびのびと過ごせて、みんなで子育てしてる感じ。
A. 東京から来て4年。
馬が好きで。
自然がいっぱいあるところ。
1年中馬の餌に困らない。
Dr.コトーの聖地、与那国島を訪ねて、そこに暮らす人たちの話を聞いて、豊かな生き方とは何かを問いかけられたような気がしました。
16年ぶりにスクリーンに戻ってくる、「Dr.コトー診療所」。
映画「Dr.コトー診療所」は今週金曜日の公開です。