番組表
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  • 12:00YOUは何しに日本へ?  年々増加している訪日外国人。番組では、外国人たちの日本への玄関口、空港で勝手にお出迎えして直撃取材を敢行!!前代未聞の空港アポなしインタビューをやりまくりました。時には、空港を飛び出して、客船の港、イベント会場でもYOUに直撃インタビュー!
  • 13:25世界が騒然!本当にあった?衝撃ファイル
  • 15:55ぽよチャンネル
  • 16:00飯尾和樹のずん喫茶
  • 16:30秋山ロケの地図
  • 17:25わんにゃん+ かごしま
  • 17:30FNN Live News イット!
  • 18:00おかべろ  岡村隆史(ナインティナイン)が、と ある飲食店の常連客として店に訪れた有名人に質問していくという“シチュエーション トークバラエティー”!
  • 18:30ナマ・イキVOICE
  • 19:00芸能人が本気で考えた!ドッキリGP 遂に発見!UMA探検隊ドッキリ完結編
  • 21:00土曜プレミアム
  • 23:40<土ドラ>おいハンサム!!2
  • 24:35すぽると!
  • 25:15あちこちオードリー
  • 26:05ゴリパラ見聞録
  • 26:35ディノスTHEストア
  • 27:05テレビショッピング
  • 27:35天気予報
  • 27:36ぽよチャンネル
  • 27:39クロージング
ナマ・イキVoice

川路 あかり・山根 美乃梨
OA/土曜 18:30~19:00 再放送/月曜 24:30~25:00

1/31(土)働く人の手~手が語るSTORY

131-0何かを生み出したり、
つかんだり、
伝えたり。

「手」。

そこには、なんだか“その人の人生”みたいなのが見えてくるようで、おもしろいなーって思うんです。

私たちの周りにあるものは、どれも、
ひとりひとりの「手」から生まれている。

そう、ものを生み出す原点は「人の手」。

だから、今日のナマ・イキVOICEは、
「働く人の手」を見つめます。

 

■パン職人 迫田歩さん

131-2パン職人、迫田歩(さこだ・あゆみ)さん。
「最初から右でこねて、最後は両手になるので、どうしても右の方に力が入るみたいで。」
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武岡の「トロンボーンズカフェ」の下に、自家製パンの店、「アルク」をオープンさせて2年。毎朝、たった一人で生地から作って焼き上げます。
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「生地を触った時に気持ちいいのが美味しいので。」
その日の温度や天気で、水分も寝かし方も毎日変わるパンづくり。
自分の手の感触が頼り。
おいしさを教えてくれるのは、「自分の手」。だから、機械は使わない。

131-10そんな迫田さんの味を求めて、この日は、わざわざ大阪からもお客さんがやってきた。週に2回、必ず買いに来る常連さんも。
この手に込められた、パンへの愛情が、たくさんの人に伝わっている―。
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Arc
鹿児島市武岡1-41-1

 

 

■アクセサリー作家・ほだてゆうこさん

15年01月31日18時00分-外部入力(1:RZ3 )-ナマイキ-0(22)甫立優子(ほだて・ゆうこ)さん。「彫金(ちょうきん)」という技術を使って、金属を自由に変化させながらアクセサリーを作る、アクセサリー作家。
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一見、華奢に見える甫立さんの手。繊細できれいな手だなって思ってたけど、よく見ると、やっぱり、作業の跡が残っている。
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大学時代は、芸術学部で、金属を専門に学んでいた甫立さん。たくさんの素材や特徴があって、少し手を加えるだけで、いろーんな表情を見せる金属のおもしろさにはまっていった。

131-18でも、大学3年生の時、右手人差し指の第一関節を失う大怪我を負った。
大好きな作品づくりの最中に起こった事故。学校も、作ることも、辞めようと思った。
そんな時に支えてくれたのが、まわりの友達だった。本当は両手を失うぐらいの大きな事故になる寸前で助けてくれたのも友達だった。
自分には、まだ動く手がある。これからも作るために、この手は残されたんだ。そう思った時から、また作ることを始めた。

それから、コツコツと作り続けていたら、次第に、甫立さんのアクセサリーを見た人がオーダーをくれるようになって、こんな嬉しいメッセージももらうようになった。

この日、甫立さんは、新しく出来上がった作品を持って、天文館のお店を訪ねた。
この店のオーナーは、一番最初に、うちの店に作品を置きませんか?って声をかけてくれた人。
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自分の作品に、喜んでくれる人たちがいる。それが、なにより、うれしい。
失ったものは大きいけれど、もっと大事なことを、教えてくれた。またこの手で、作り続けていこう。

 

 

■ナマ・イキ女子野菜部の師匠 蔵満久幸さん

131-25私たちナマ・イキ女子野菜部の師匠こと、有機野菜づくりのプロ、蔵満久幸さん、75歳。その手は、ごっつくって、まっくろで、傷だらけ。
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野菜づくり一筋!でこれまでやってきたのかと思っていましたが、意外や意外、30歳までは、サラリーマンをやっていたそうです。
役場勤めのお父さんの定年退職を機に、姶良のふるさとに戻ってきて、“役場につとめたら?”とも勧められたけど、師匠が選んだのは、「農業」でした。子供のころ、少しだけ、おばあちゃん家の畑の手伝いをしたことがあって、興味があったのです。

農家の息子でもないし、農地もなかったのに、土地を借りて、野菜作りを始めました。一世一代の大挑戦でした。
「ものができるまでの過程で、自分が思ったようなものがパッとはできないわけでしょ。それをクリアするのが楽しくてね。」
自分の手で何かを作れることの楽しさを知って、本で勉強したり、人に教えてもらったりしながら、野菜作りの道を、ひたすら突き進んでいきました。
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昭和60年、9月。県本土を襲った、大型台風13号。

ビニールハウスは全壊。台風の後、師匠の手に残ったのは、大きな借金だけでした。

それでも師匠は、農業をやめようとしませんでした。
やめるどころか、もっともっと畑の野菜たちを見つめるようになっていきました。

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「ずっと見てると、植物が再生能力があるもんだから。あー、おもしろいなーって思って。(植物の再生能力は)魅力だね。」

再生能力。どんなことがあっても、へこたれずに、立ち上がる力。人生の大ピンチのときに、師匠は、畑の野菜たちから そのことを学びました。
45才で、ゼロからの再スタート。自分の手で、直接、土に触れて何度も何度もその感触を確かめながら、1歩ずつ進む毎日がはじまりました。

131-39手で水をかけなさい!手間をかけた分、愛情を注いだ分、それは、野菜たちにもちゃんと伝わる。
だから、師匠の畑の野菜たちは、ずっしりと大きくて、あまくて、おいしい。
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「あんまり嬉しかった~って思うのは少ないね。自分が思ったようには出来ないから。完成っていうのが、死ぬときじゃないと出らんのじゃないかな。満足がいけば、もうその人は、それで、終わり。」

 

師匠たった一代で、こんなにも広い農地を作り上げました。
どんな逆境にさらされても、農業を取り巻く環境が厳しくても、常に、挑戦し続ける気持ちを忘れずに、前へ前へと進んできたから。

131-45「生まれてきてから、死ぬまで、ゲームって言ったほうがいいのかな、生き方を。挑戦っていうか、チャレンジしていくことの楽しみ。」

師匠が農業を始めて45年。その手に刻まれた傷跡は、働き者の勲章。
師匠は、“生涯現役”を目指して、今日も畑に出て行きます。

 

 

▼スタジオアート
○牧寛子
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▼エンディングテーマ
「素敵なロックンロール」小島麻由美
Official H.P:http://www.kojimamayumi.com/