7/18(土)ワタシvsカビ
長く降り続いた雨で、
部屋の湿度は、うなぎのぼり。
部屋の隅々には、カ、カビが!!
梅雨が明けたから大丈夫。そう思ってはいませんか?
実は、カビ菌との闘いの本番は、これからなんですー!!
高い室温に高い湿度、カビ菌がはびこるための条件は万全。
さぁ、闘いましょう!あいつと。
今日のナマ・イキVOICEは、ワタシVSカビ。
カビと戦い続け20年。全国のメディアで活躍中のカビ博士こと川上裕司さんも、緊急来鹿!! カビ退治の方法を伝授していただきます!
・カビの特性
温度・・25~30度
湿度・・70~80%
好物・・ホコリ 汚れ…
よどんだ空気がすき。
▼File1 大事な物にカビが・・・
最初の患者さんは、ナマ・イキ倶楽部員の牧原さん。何やら、カビだらけになってしまった物があるとか。
お気に入りのブーツがやられたようです。おっと、1足だけでなく? 一気に4足の被害が!!
「とても激しく生えていますね・・カビというのは、そもそもは土の中たくさんいるんですね。土壌の中に。しまう前にお手入れした形跡がないんですが・・それが1番の原因ですね。」
牧原さんはブーツをしまう時、土や汚れを落としていませんでした。きちんとケアをしていればここまでカビは繁殖しなかったというわけ。
そこでいよいよカビ退治!
薬局で売っている、消毒エタノールをぼろ雑巾にふきかけて、カビをふきとります。晴れた日に日を当ててあげると更に殺菌効果がますそうです。
さらに、黒い斑点だらけお風呂のイス。食器用漂白剤を水で10倍に薄めカビに直接噴射!そこにティッシュで湿布をほどこします。30分ぐらい放置しておくとまるで新品同様に!
洗濯機の、バランサーの中も要注意!いつも湿気がこもっていて、しかも汚れか何かが飛び散るので、危ないカビが繁殖しやすい場所なのです。
▼File3 1つの部屋がカビだらけ・・・
どっかで見たことのあるこの方。1階 マンション住まい。問題の部屋は玄関のとなり。
博士「玄関が北西の位置にある部屋は、気温の差がはげしくて湿気が溜まりやすいといわれています。」
ただならぬ、カビの予感。窓に、カーテンにカビが発見されました。
これぞ、カビ部屋といってもいいんじゃないでしょうか。
「1番湿気がたまりやすい北西の位置にあり、部屋は仕切られていて喚起をしないかぎり湿気のある空気が貯まる。カビが繁殖する条件を与えているんです。」
カビ菌の繁殖は、とどまるところを知りません!衣装ボックスの中に、しまいにはとなりの小物入れにまで!
チームカビハンター始動!
衣装ボックスに繁殖していたカビ退治には、またもや、消毒エタノール。
ボロ雑巾にエタノールをしみこませて湿布します。さらに、ボロ雑巾の上からも!
1時間ほどで、キレイになります!
湿気がたまりやすい、部屋はどうやってカビの繁殖を防げばよいのでしょうか?
カラーボックスなどの家具は、壁から5~10cm離しておいて、すきまにサーキュレーターを置き、風を送ります。さらに、部屋の真ん中に除湿機をおくと淀んだ空気を回収してくれます。
「湿気を含んだ空気が回流していると、カビが発生しやすい原因なので、循環させてあげることが大切です。」
■お家で応急処置
独自の方法でカビと戦う日々。どんな強敵でもこの人にかかれば、一撃!カビバスターSAKODAの、迫田さんに特別に教えていただきました。必須アイテムは ゴム手袋 マスク 新聞紙。
・デニム
まず、デニムの裏についてある革のステッチをはずし(革の色がデニムにうつる可能性があるため)、デニムに付着したカビをブラシを使ってビニール袋に落としていきます。2次災害を防ぐため、作業は必ず屋外で!使ったブラシは捨てましょう。
次に用意するのは、6リットルのバケツ。デニムがつかる程度のお湯をはります。そして衣類用漂白剤(粉末)をぬるま湯でしっかりと溶かして、バケツへ。そこにデニムを漬け込みます。漂白剤の粉が浮いてくる可能性があるので、ザルとキッチンペーパーで吸い取ります。これで約1時間放置、その後は、洗濯機ですずき3回+脱水3分。ここでのポイントは、柔軟剤の代わりにクエン酸を小さじ1杯。消臭、殺菌効果があがります。干して乾いたらカビなしデニムに元通りです。
※漂白剤は、粉末の方がより効果的。温度50度ぐらいが、一般家庭でも安定的に除菌できて衣類の染色を破壊しにくい温度。
※クエン酸は、除菌消臭効果抜群!衣類や洗濯層の中に残った石けんカスの分解を促進してくれます。
・普段あまり着ない礼服
屋外でブラシを使ってカビをビニール袋に落とし、消毒エタノールを染み込ませたボロ布でカビを拭き取ります。ごしごしとふきとると、色落ちしたり、衣類が傷んだりするので、カビをボロ布に移すというイメージで処理して下さい。
・サンダル
これも、ブラッシング。綿棒や歯ブラシでを使って隅々までカビを落としていきます。この作業だけでも、カビを退治する事ができます。そこに、防カビ&除去剤、スプレーをふりかけて3日ほど風通しのいい場所で放置するだけ。
■カビの予防と対策
1、エアコン
定期的なお掃除が必須。吹き出し口にカビの胞子がいます。
2、換気
サーキュレーターで淀んだ空気を循環させ、部屋の中央の除湿器で湿気を回収。
3、靴箱
靴箱に新聞紙を敷くと、湿気を取ってくれます。しまうときは、靴の汚れをキレイに落としましょう。
4、観葉植物
受け皿に水が残っていると、そこからカビが繁殖します。なるべく外で水をあげて中に入れましょう。
5、掃除
カビには潜伏期間があり、発生には1週間から10日かかります。1週間に1回はちゃんとお掃除してあげましょう。
●スタジオアート
アーティスト:原口茜
●エンディングテーマ
曲名「渚アラモード」
アーティスト:Lamp