『乳がん』
検診に行って終わりじゃない。
今私たちが知っておくべきこと、すべきことは一体何なのか?!
乳がんとの向き合い方を考えます。
乳がん検診受診率は、37.7%。欧米諸国に比べほぼ半分以下。
さらに、鹿児島県の乳がん検診受診率は こちら。36.8%!(40歳以上の統計)
県内の市町村別の乳がん検診対象年齢は、ほとんどが40歳以上で、クーポンも40歳以上の方に対して設定している自治体が多いようです。
◆かごしま女性医療フォーラム
女性の医療と健康について情報収集ができるイベント。
このイベントを通してもっと乳がんのことを知って欲しい、とステージで話をしていたのは乳腺科の医師、川野純子先生。
なんと、800人もの女性たちが集まりました。そこには、若い人の姿も!
確かなことは、早く見つかれば治る可能性が高いがん。それが乳がん。
乳がんと向き合うには、まず知ることが必要です。
ということで、模型に触れてみたり、「しこり」を疑似体験できる布製のりんごを触ってみたり、、、
乳がん検査は、有名なマンモグラフィの他に超音波検査という方法もあります。
◆視聴者の疑問
視聴者の疑問を相良病院の佐藤睦先生に答えてもらいました。
Q1.予防はできる?
予防はできませんが、リスクを減らすことはできます。
Q2.毎年検診していても乳がんになる?
検診でみつけにくい場所もあり、自分でチェックすることも大事です。
Q3.検診の痛みに個人差はありますか?
マンモグラフィの場合は個人差があります。生理前は乳腺が張り、それが痛みになってしまうので、生理が終わった後で検診を受けることをおすすめします。
Q4.乳がんになってしまったらどんな治療法があるの?
がんを取り除く手術⇒乳がんの広がりやタイプに合わせて薬での治療や放射線治療を組み合わせて治療します。
Q5.乳房再建手術は保険が適応されますか?
乳房をすべてとった場合は人工のインプラントを使った再建と自分の脂肪や筋肉を使って乳房を作る方法の2つがあり、どちらも保険適応されます。
Q6.乳がんと遺伝は関係ある?
乳がんの中で遺伝が関わっている確率は、5~10%だそうです。
◆乳がん検査
相良病院付属ブレストセンター。スタッフや技師、看護師は全て女性です。
最初に案内されたのは、マンモグラフィ。マンモグラフィとは、おっぱいのレントゲン。
良い画像を撮るために、乳房をプレートと撮影台に挟んで薄く引き延ばして撮影します。これが痛いという噂の所以ですが・・・。
15分程度でマンモグラフィ完了です。
続いてはエコー検査。超音波でしこりなどを調べます。
マンモグラフィと併用することでより精度の高い検査が期待できるのだそうです。
◆乳がん検診車
・カーテンで個室にできる更衣室
・床は木目調。壁・カーテンも明るく優しい色調
・BGMを流してゆったりとした気持ちで受診できる
・マンモグラフィーが2機搭載している車は、この車が日本初だった
この検診車は毎日県内あちこちを走っているそうです。
◆乳がんセルフチェック
・お風呂に入る時にチェック! 月経が終わってから1週間後がオススメ。
・腫れ/ひきつれ/ただれ/皮膚の色/えくぼ/乳頭の位置などをチェックします。
・胸をつかまず、すべらせるように触る。違和感があったら左右を比べてみましょう。
・自分の変化に気づいたらすぐにかかりつけの病院へ!
●エンディングテーマ
曲名「カナリア気分で」
アーティスト:一十三十一