リポーターのタマリさんと中俣美咲気象予報士が町歩きする“かごしま湯巡り旅”。今回の舞台は、日置市の太田鉱泉。薩摩焼の里「美山」も訪ねました。
今、陶芸の町には新たな窯元、飲食店、ガラス工房、ギャラリーなど、様々なお店が集まっています。スカーレットを追い求める女性陶芸家や、パン、ケーキづくりに情熱を燃やす女性パティシエとの出会いもありました。
【緋色窯】
陶芸家の川原久美子さんは、陶芸に魅了されて22年。12年前に薩摩焼の里・美山に移住しました。古い時代からの製法・穴窯(あながま)を使った緋色(ひいろ)の陶器作りに妥協はありません。
その緋色をした作品を展示してあるのが「ギャラリー・音里碗(Only One)」です。中をのぞいてみると川原久美子さんが情熱をそそいだ作品が並んでいます。そして、緋色の器づくりを体験できます。今回は「玉作り」を体験しました。
住所: 日置市東市来町美山410‐1
電話: 099‐274‐2287
※窯元体験は予約必要
【気象予報士 中俣美咲のお天気うんだもしたん】
<うつわ作りと天気>綺麗な緋色を出すには…
・高低差があると綺麗な緋色が生まれる
・湿度が高いと綺麗な緋色が生まれる
【La.Nicori】
食を通じてニッコリと笑顔で過ごせる場所ができたらいいな!と言う事でラ・ニコリと名付けたそうです。神戸から家族で美山に引っ越し、パンとケーキの店を始めて5年目。パンの販売は土曜日のみ、月~金はパン・ケーキ教室を開催しています。
住所: 日置市東市来町美山1483‐1
電話: 099‐274‐9366
営業: パンの販売は土曜日のみ
※月~金はパン・ケーキ教室開催
【アップルミント】
喫茶・ランチの店として平成9年に開業、今年で23目を迎えます。薩摩焼の里・美山にあって、森に囲まれ風の音が癒やし心がおだやかになる場所です。なぜハーブの「アップルミント」なのか聞いてみました。アップルミント(青リンゴの香りがするハーブ)みたいに、たくましく生きたいという意味をこめて店名にしたという事です。
体にやさしいランチ!中華風の炒め物と16穀米、ゴマ豆腐、ブロッコリーのあえ物などが並びます。そしてアップルミントの料理は「Tバランス健康食メニュー」として認定されています。Tは「てんびん」のようにバランスのとれた食事の意味があります。人の健康寿命の延命を目的に、健康に気配りした料理を提供する店に認定書が送られます。
住所: 日置市東市来町美山1584
電話: 099‐274‐0360
営業: 午前10時~午後5時
ランチ 1000円(税込)
【太田鉱泉】
太田鉱泉は、140年以上の歴史があります。1974年(昭和49年)頃のままの建物が残されています。かつては西南戦争で負傷した兵隊さんたちが傷を癒やした鉱泉です。入口で会った温泉客・久保安男さん(81)さんが話すように鉱泉は皮膚疾患などを癒やすチカラがあるとか…。久保さんは子供の頃にマムシに足をかまれて、親父が温泉に連れてきて1週間湯治したら治ったそうです。病院には一回も行かず、クスリも注射しなかったと言う事です。夏場だったら“あせも”や“虫にさされ”などに効く万能の温泉です。
住所: 日置市伊集院町大田1268
電話: 099‐272‐2563
営業: 午前11時~午後8時
休み: 月・木曜日
入浴料:420円(大人)