九州南部も梅雨入りし、天気のすっきりしない日が多くなってきました。
そんな梅雨時期の憂うつさを吹き飛ばしてくれる「あじさい」が今年も見頃を迎えます。
広大な敷地に160種類以上、10万本が咲き誇る東雲の里の魅力を、坂元リポーターがたっぷりご紹介しました。
日本でも有数のあじさい峡・東雲の里
5万坪という広大な園内に咲き誇るおよそ10万本のあじさい。青にピンクなど美しいグラデーションで私たちの目を楽しませてくれます。この東雲の里を作ったのは宮上さん。
25年前、手作業で山を開墾し一本一本あじさいを植え今では、およそ200種類のあじさいの変化を感じることができます。日本でも有数のあじさい峡となった東雲の里に、毎年多くの人が魅了さています。訪れる人を楽しませるため中にはこんな「あじさい」も。長い時間をかけて宮上さんが築き上げたあじさい園。実はきっかけは意外なものだったんです。
日本一美しいそば屋「草の居」
実はあじさい園はそば屋のお庭!日本一美しいそば屋を作ろうという目標のもと、25年をかけてついに去年日本一美しいそば屋「草の居」がオープンしました。宮上さんが手がけた店内で頂くそばは、息子の覚光さんこだわりのそば粉のみで作られた「十割そば」です。まずは素材の本来の味が楽しめる岩塩でいただきます。国産のそばの実を毎朝石臼でひいて作ったそばは、そば本来の香りが口いっぱいに広がります。続いては自家製のつゆで頂きました。こちらもとっても美味しいです。日本一美しい庭を眺めながらゆったりしたひととき過ごしませんか。
【草の居】
営業時間:そば 11:30~無くなり次第終了喫茶 11:30~17:00
定休日:木曜日・金曜日※祝日や紫陽花、紅葉時期は営業
薩摩 艸窯ギャラリー
東雲の里の見どころはまだあります。 実は宮上さん、陶芸も40年行っていて、個展も開く程の腕前なんです。「焼き締め」といわれるうわぐすりを使わずに高温の窯で焼いた陶器。土の持つ素朴な温かみを感じることができます。2つとして同じものはない一点ものなんです。使いこんで完成自然本来の魅力を引き出して作られた陶器。こんな自然の感じ方も素敵ですよね。
山の上の桃源郷
最後に宮上さんが「是非行ってほしい!」というとっておきの場所を教えてくれました。絶景ポイントは山の上の桃源郷。マイナスイオンたっぷりの道を抜けると、辺り一面を色とりどりのあじさいが埋めつくします。。およそ10万本のあじさいが咲き誇る東雲の里、ぜひお出掛けしてみてください。
東雲の里は、出水駅から国道447号線を大口方面に進むと看板が出ています。そこから少し上った所にあります。『あじさいまつり』は7月1日までなのですが、秋には紅葉、春には桜と四季を感じることができるスポットです。是非お出掛けしてみて下さい!
【東雲の里】
住所:鹿児島県出水市上大川内2881
TEL: 0996-68-2133
営業時間:9:00~17:00
入園料:中学生以上 500円 小学生以下 無料 ※入園料はあじさい・紅葉時期のみ