記録的な猛暑が心配される今年の夏。この時期気をつけたいのが「熱中症」!そこで今回は熱中症に詳しい米盛病院の冨岡譲二副院長に、日頃の心がけ、とっさの判断のポイントを聞きました。さらに持っておくと便利なひんやりグッズも紹介!
熱中症の対策
熱中症。暑い、高温多湿な環境でめまいや吐き気、足がつったり、筋肉がけいれんするなど、体調不良が起きる症状のことです。症状が重い場合、命を落とすことも!
【熱中症】
鹿児島市にある米盛病院の救急担当冨岡譲二先生に話を聞きました。
熱によって身体に異常があるものを熱中症。体の表面に血液を集め、それによって熱を逃がそうとする。体の表面にどんどん血液が集まってくると、脳や心臓に、血が行きにくくなります。
梅雨明けが一番注意が必要です。暑さで身体がほてると、血液をめぐらせて、身体を冷やそうとします。この働きが過剰になると、身体の水分や塩分のバランスが崩れ体調不良になるそうです。
それではどう言った時に、熱中症になるのか?例えば、暑さや湿気にさらされる。汗をかいて水分・塩分が失われる。疲労や睡眠不足がちの時。さらに熱帯夜の翌日も注意しましょう。
<information>
院名: 米盛病院
住所: 鹿児島市与次郎1丁目
電話: 099-230-0100
【熱中症リスクのチェック】
脱水状態の人。肥満。適切な服を着ていない。運動をしていない。暑さになれていない。体調が悪い。ひとつでも当てはまる人は注意が必要です。
【対策】
水分と塩分をしっかりとる事。そして吸収をうながす糖分も大切なんです!水分補給は、喉が渇く前に、こまめに飲むことがポイントです。この他、快適な温度と湿度の環境にいる事、睡眠を取って疲れを残さないこと。しっかり栄養をとる事も大切です。
【経口補水液の作り方】
水1L・砂糖40g・塩3gを全部入れて混ぜるだけ!凍らせた物を持って出かけるのもお奨めです。
【もし熱中症になったら】
木陰など涼しい場所に移動し、身体を冷やす。薄着になって服を濡らしたり、扇いで風を送るのも効果的だそうです。もちろん!水分補給も重要。重症の場合は病院に行きましょう。
【暑さを快適に乗り切る使えるグッズ】
首や脇などをグッズで冷やすのは効果的です。また、うちわ・扇・つば広の帽子なども上手に使いましょう。
<ひんやりシャツシャワー>1296円
自分が着る服や、シーツに使えるスプレータイプのひんやりグッズです。汗をかいたり、風が吹いたときに涼しさを感じられるようになっています。
<シロクマズ クールタオル>1080円
独自の「クール糸」という繊維をつかって、タオルに触った時ひんやり感じられるよう拘っています。水に濡らすと更に冷たく感じるそうです。冷蔵庫で冷やすのも良いです。
<マイナス30度の氷で冷やす>842円
<information>
店名: 鹿児島ロフト
電話: 099-239-6210
営業: 10:00~20:00
休み: マルヤガーデンズに準ずる
【熱中症予防情報サイト】
熱中症のかかりやすさを数値化して、お住まいの地域と時間ごとに細かく確認できる様になっています。こちらのサイトを活用して、これからの体調管理に役立てて下さい。