島民手作りの大会として知られる“第26回ヨロンマラソン2017”。今年も北海道から沖縄まで880人がエントリーした。選手たちは給水所でのおもてなし“ヤギ汁・豚汁”など島料理を味わいながら、太鼓や一斗缶が鳴り響く熱烈応援に後押しされゴールを目指した。島民の熱い思いがアスリートたちに伝わる大会の模様を伝えました。
ヨロンマラソン2017
南の島の人情味豊かな島・与論島で26回目の手作りマラソンが開催されました。
【与論島】
鹿児島から南へ580キロ、沖縄がすぐ近くに見えます。周囲22キロの小っちゃな島・与論島。人口5300人、サンゴの海とサトウキビ畑に囲まれた観光の島です。
【ヨロンマラソンコース紹介】
スタートは島一番の繁華街・茶花。500メートルの長い坂道がつづく翔龍橋を超えたら百合ケ浜が見えるな大金久海岸を駆け抜け、折り返しは再び茶花。そして同じコースを引き返す42.195キロのコースです。
【与論港】
沖縄からの上り便。大勢の選手たちが乗っています。岩壁では与論島の人たちのお迎え。ミスハイビスカスが参加選手に配っているのは、島の子どもたちの思いが詰まったメッセージなんです。今年で26回を迎えたヨロンマラソ、代々、島の小学生たちに受け継がれてきました。海幸と手紙をそえ、選手たちへのおもてなしの気持ちが入っています。
【ウェルカムパーティー】
会場の砂美地来館。今年はフル、ハーフあわせて880人のエントリーがありました。
与論島の暮らしが見える、温かいおもてなし。もちろん、島の海山幸を使った料理も用意されています。
【大会の朝】
中学生、高校生もボランティアで活躍します。茶花小学校の吹奏楽部、練習に一生懸命です。恒例となった、谷川真理さん指導の準備体操が始まりました。そして、選手たちのゼッケンを良くみると、島の人たちへのメッセージが書かれてあります。
【フルマラソンがスタート】
午前9時、フルマラソンがスタートしました。天候は晴れ、気温20.8℃、南南東の風6.1メートル、参加選手にとっては絶好のコンディション日よりとなりました。フルマラソンエントリーは男子236人、女子102人、合計338人がエントリーしています。まずは島一番の繁華街、茶花の町中を駆け抜けていきます。応援がすごいんです!鍋、釜、太鼓、などなど鳴り物の応援で参加選手たちを送り出します。この中では絶対に歩けません
【ハーフマラソンがスタート】
ハーフマラソン、エントリーは542人です。フルマラソンと違って女性が多いです。
【おもてなし】
第3給水所では、城集落の人々がおもてなしをしていました。豚汁とヤギ汁、そしてお母さんたちが作った「みしじまい」という炊き込みご飯のおにぎりも有りました。
また、ゆんぬあ~どぅる焼窯元では、ランナーに贈られるメダルを毎回作っています。
【FINISH】
トップ争い、スタートからトップをキープしていた国際大学の三垣貴史選手、38キロ地点で、ついに去年の覇者、同じ国際大学の吉村健人選手に追いつかれます。スタートから2時間38分、FINISHに現れたのは吉村健人選手でした。