いちき串木野市の水産会社と洋菓子店がコラボレーションして、新たなお菓子が誕生した。失敗を繰り返しながらも、ともに長い年月をかけて作りあげた新商品。2つの会社がコラボにこだわったのにはある理由が!?お菓子づくりに情熱を注いだ男たちの思いに、前園真聖が迫りました。
父に捧げた ちりめんぬれせんべい
水産会社と洋菓子店、それぞれのオーナーの父親は、幼なじみ。父親同士は「いつか一緒に何かを作ろう」と約束をしていましたが、実現することは有りませんでした。それぞれのオーナーは父親に捧げる為に「ちりめんぬれせんべい」作り上げました。
【水産会社と洋菓子店のコラボ】
発案から試行錯誤しながら8年の歳月がたち、2016年4月、ついに完成しました。
大久保水産で加工したちりめんを、モン・シェリー松下で作成した生地に乗せて8分程焼き「ちりめんぬれせんべい」が完成します。商品名は、2人の父親が産まれた年にちなんで「昭和四年」。父親たちの約束をとうとう叶える事ができました。
【大久保水産】
創業昭和47年 吹上浜でとれたシラスを加工・販売しています。
場所: いちき串木野市湊町
【モン・シェリー松下】
創業大正10年、先代は和菓子、現在は洋菓子を製造・販売しています。
場所: いちき串木野市大里