
美山は「薩摩焼の里」として、陶芸が盛んな地域です。
芸術の秋にピッタリですよね。
今日はそんな美山をぶらり散策してきました。
日置市美山

鹿児島市から車でおよそ30分。

薩摩焼の県下最大の産地として9つの窯元が立ち並び、風情ある街並みが広がっています。

薩摩藩17代藩主・島津義弘公が、朝鮮出兵の際に
沈壽官窯

薩摩焼

薩摩焼には、白薩摩と黒薩摩があり、鹿児島県を代表する伝統工芸品です。

平成14年には、「国指定伝統的工芸品」に指定されました。

現在は15代目の沈壽官さんが、伝統を守っています。

ちなみに、白薩摩は大量に製造することが難しいため、

逆に黒薩摩は、大量に製造できるので、庶民が使うものとされています。

沈壽官窯では、実用品から装飾品まで多彩な作品を生み出し、 国内外で高い評価を受けています。
沈壽官茶寮 美山

体に優しい薬膳料理を提供するお店です。

美麗湯 2530円

メインのスープをいただきます。

スープは、良質なコラーゲン・ アミノ酸を多く含んでいるそうです。

使っている器は、もちろん「薩摩焼」です。
緋色窯

美山唯一の女性の窯元です。

陶芸家の川原久美子さん。
18年前に、鹿児島市から移り住んできました。

作品の制作中にお邪魔しました。

自分の体ほどの大きな

この作業を、30分おきに70~80時間行います。

川原さんが作る緋色の作品を、実際に見せてもらいました。

緋色とは、黄色みがかった鮮やかな赤色のことです。

偶然から生み出される、白と緋色のグラデーションを楽しむ。
これが、緋色の器の醍醐味です。

ろくろ体験 3500円

粘土をひもで半分に切って、 使いやすい大きさにします。

早速、ろくろを回していきます。
水をつけて粘土を滑りやすくし、成形しやすい様にするんだそうです。

まずは、カップの底の部分を作っていきます。

続いて、カップの側面を均等な力で上に伸ばしていきます。

回し続けること、およそ10分。

最後は、なめし革で茶碗のフチをキレイに仕上げます。

完成品