高校最後のインターハイに、日本一を目指し臨んだ立迫大徳さんに密着しました。
立迫さんは陸上800mが専門で6月にはU20アジア選手権で優勝しています。
高校陸上で日本一を目指す、城西高校立迫選手を特集
立迫さん、日本一を目指していました。
駅伝部に所属し、800mが専門です。
去年行われた20歳以下の日本陸上選手権を制すと
今年6月には韓国で開かれたアジア選手権で優勝。
さらに7月にはフランスで行われた大会で3位。
着実にステップアップしています。
立迫さんが掲げた次の目標、
それはインターハイ優勝・日本一です。
出場する専門の800mと1500mで
2冠を目指します。
鹿児島市の実家を離れ、寮で暮らす立迫さん。
陸上に集中するため、親元を離れました。
立迫さんが陸上を始めたのは中学校のときでした。
両親は陸上の指導者、
2人の姉も陸上をする陸上一家に育ちました。
インターハイを1週間後に控えたこの日。
福岡・山口などの4校と合同合宿が行われました。
有酸素能力を上げるため、
この日は早朝から15キロを走ります。
4日間の合宿。
インターハイをイメージしながら
さらに力をつけていきます。
高校最後のインターハイへ。
いよいよ勝負の北海道です。
日本一を狙います。
数々の大会で結果を残してきた立迫さんですが、
実は高校生の全国大会では
一度も優勝したことがありません。
悲願の日本一へ。挑戦が始まります。
立迫さん、順調にいけば4日間で5レースを走ります。
1500m予選を突破し、決勝当日。
立迫さんにある変化がありました。
この短髪で優勝を狙います。
ラスト1周。立迫さん勝負をかけます。
結果は3位。
スパートをはやくかけすぎました。
残るは専門の800m。すべてをかけます。
800mは予選、準決勝と勝ち進みました。
迎えた決勝当日。
これまで4レースを走っていた立迫さん、疲れが見えます。
アジアも制した専門の800m、負けられない戦いが始まります。
順調にスタートした立迫さん。
しかし、位置取りがうまくいきません。
ラスト250m、スパートをかけます。
これまでの勝ちパターンです。
1分48秒50。
1秒近く自己ベストを更新しながらも完敗でした。
全力で駆け抜けたインターハイ。
目標には届きませんでしたが、
成長を確信した夏になりました。
立迫さん、次のレースはかごしま国体です。
立迫さんが出場する少年男子共通800mは
来月16日に予選、17日に決勝が行われます。