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3月22日(水)かごしま湯巡り旅、吹上町の温泉宿と注目の神社参り

リポーターのタマリと気象予報士の中俣美咲が町歩きする「かごしま湯巡り旅」。
今回は日置市吹上町を訪ねました。

大汝牟遅神社に伝わる、春の伝統行事 「たじまどん」

吹上町の大汝牟遅おおなむち 神社。
 

今年のパワースポットとして、全国から注目を集めてるんですよ~。

創建された年代は不詳ですが、神社名は鳥取県にある 出雲大社 いずもたいしや に祭られている 大国主神 おおくにぬしのかみ の最初の名前が、大汝牟遅命 おおなむちのみこと だったことに由来しているといわれています。

大汝牟遅神社で、4年ぶりに豊作を祈願する春の伝統行事「たじまどん」が行われました。

お祭りが始まると、まずは子どもたちが春の踊りを奉納します。
 

なぜ「たじまどん」と呼ばれているのか。
一説によると、吹上浜の沖合に 久多島 くたじま という島があり、そこには世の中の苦をとりのぞき、豊作をかなえてくれる「たじまどん」という神がいるから、ということです。

そして田起しの助っ人が登場します。
田起しをしながら、即興で会話が進みます。


 

今年秋の国体で、吹上町ではレスリングが行われます。
コロナ禍で延期されたなどの時事の話題を盛り込んだり、芸達者な出役さんたちです。

祭のクライマックス。
水田を泥状にする「代かき」という作業などで使う、「まんぐわ」を引いた牛が登場します。

 

牛が暴れれば暴れる程、豊作となります。

 

暴れ出した牛をしずめるために、ヤツデの実を牛に投げて厄払いをします。
4年ぶりの春祭り。
コロナ禍以前は、ヤツデの実は竹筒で吹きつけていたんですが、今回は手に持って投げます。

湖畔の宿♨みどり荘へ

創業は大正14年で、間もなく1世紀を迎える老舗の温泉宿です。
 

大浴場、露天風呂があり、湖と森に抱かれて入る湯は言うことなし。

戦前戦後、多くの温泉客が訪れ、この季節はサクラが湖畔を彩ってくれます。
 

みどり池が目の前にある大浴場。
広い窓越しに四季の移ろいが楽しめます。
 

♨みどり荘

住所 日置市吹上町湯之浦910
電話 099-296-2020
営業 平日 午前10時~午後3時(立ち寄り湯)
休み 不定期