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現在鹿児島バレエ協会会長を務めている、白鳥見なみさん、83歳。
10歳から習い始めたクラシックバレエに、73年間、関わってきました。
一度引退した白鳥さんですが、再び舞台に戻ることに。
なぜ、また舞台に立つのか?
その想いに迫りました。
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まずは、白鳥見なみさんについてご紹介します。
10歳で、バレエを始め、名門「白鳥バレエ」を16歳で継承しました。
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鹿児島のバレエ界を引っ張ってきた見なみさんは、70歳の時に舞台を引退。
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娘の
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しかし、鹿児島県バレエ協会創立50周年記念の公演で、見なみさんは13年ぶりに舞台に立つことを決意します。
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(見なみさん)
コロナ禍の中、皆さんに元気になってもらいたい。
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記念公演までおよそ2週間となった日、白鳥バレエのスタジオを訪れました。
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見なみさんは、広いスタジオの中央で準備をしていました。
誰よりも早くスタジオに入り、体をほぐします。
1時間かけて心と体を整えること。
このルーティンは、欠かせません。
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この日は、記念公演に向け、初めての全体リハーサルです。
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見なみさんが今回演じるのは、夢の中で憧れの「薔薇の精」と踊る少女の役。
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指先から足先まで繊細な動きと、体全体で表現することが必要な、難しい役です。
お客様に最高の舞台を見せたい。
そんな思いで練習に励む見なみさん。
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(五十鈴さん)
今の白鳥の美しさを表現できればいい。
諦めないでやってほしい。
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いよいよ本番を迎えます。
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「楽しい劇場へようこそ。ボリューム2」は、白鳥バレエとしても3年ぶりの公演です。
心待ちにしていたファンで会場は埋め尽くされました。
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オープニング。
早速舞台に登場したのは、見なみさんです。
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続いて、娘の五十鈴さんが踊ります。
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娘の五十鈴さんたちがファンを魅了している中、舞台裏では思わぬ出来事が起こります。
「薔薇の精」の演目の前に、急に倒れ込む見なみさん。
現場に緊張感が走ります。
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公演を楽しみにしているファンに、どのように伝えるべきか。
団長として、五十鈴さんが出した答えは。
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(五十鈴さん)
この曲で登場することができなくなりました。
近い将来、復活の姿をお見せしますのでご期待頂きますよう、よろしくお願いいたします。
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白鳥みなみさんの挑戦。
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今回は、本番の舞台では踊ることができませんでした。
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しかし、公演を終えた団員に話を聞くと、
(団員)
先生のおっしゃる一つ一つが身に染みて。
それが自分なりに発揮できて、お客さんに見せられたことがうれしい。
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バレエへの情熱は、次の世代へと受け継がれていました。