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8月17日(火)県内で初めて独自の緊急事態宣言発令中!新型コロナ最新情報

猛威を振るう新型コロナウイルス。
鹿児島県は、独自に緊急事態戦宣言を発令するなど、緊張が高まっています。
きょうの特集では、感染症が専門の鹿児島大学西順一郎教授にリモート出演していただき、話をうかがいました。
また、視聴者の方から寄せられた、新型コロナに関する質問にも答えていただきました。

8/16の感染者数

8月16日、新たに感染が確認されたのは、鹿児島市発表の88人と、県発表の63人の合わせて151人です。
1日の新たな感染者数は、6日連続で100人を超えています。
県内の感染者数の累計は、5444人となりました。

2カ所でクラスター発生

 また県は、徳之島町の医療機関と出水市内の学校でクラスターが確認されたとしています。

感染者の療養先

県によりますと、今月14日時点で、県内では276人が医療機関で、369人が宿泊施設で療養していて、このうち重症者は1人、酸素の投与が必要な中等症は43人となっています。
なお、行き先を調整中のため、299人が一時的に自宅で待機しています。

鹿児島がまん延防止等重点措置の対象に

県の感染拡大の警戒基準は、現在ステージ4となっています。
また共同通信によりますと、菅総理はきょう夕方に開催する新型コロナ感染症対策本部会合で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の期限延長と対象地域追加を正式表明する見通しです。

これにより、鹿児島は、まん延防止等重点措置の対象となります。
期間は今月20日から来月12日となる予定です。

まん延防止等重点措置の対象地域となることで、何が大きく変わるのか?
ポイントは、飲食店の酒類提供についてです。
まん延防止等重点措置では原則提供できないということになります。
そして、これを守らない場合は、罰則として20万円以下の過料を科される可能性があるということになります。

鹿児島大学大学院の西順一郎教授がリモート出演

感染症が専門の鹿児島大学大学院・西順一郎教授がリモート出演。
視聴者のみなさんから寄せられた質問に答えていただきました。


 

Q.なんで新型コロナ感染者が急に増えたのか?不思議でたまりません。

A.都会から訪れる方が増えていて、そこから感染が広がっているのは事実。
それから、感染力が強いデルタ株が鹿児島は多かったのも一因。

Q.変異したウイルスに対しても、感染対策に変化がないように感じる。これまでと同じでよいのか?

A.近い距離で空気感染しやすくなっている。そこに​ポイントを絞った方が良いと考えている。
デルタ株になって、陽性の人が出すウイルス量がかなり多い。従来株の1000倍空気中にウイルスが漂っている状態が続く。
それを吸い込んで感染しやすくなっていると意識して、蜜を避ける、換気をする、マスクをしっかりつけるというのが大事。

Q.乳幼児などマスクができないような小さい子どもはどういった対策を取るべきでしょうか?

​A.2歳未満の子供は、呼吸を阻害するので、その場の状況を見ながらできるだけマスクをつけないでほしい。

Q.小さい子供はかかりにくいというのは本当でしょうか

​A.実際そうです。
子どもの感染も増えてはいるのですが、大人から感染しているケースが多くて、子ども同士で広がっているところはそんなにない。
かかっても熱が出る子はいるが、肺炎を起こしたり重症になった例はない。

Q.子どものほうが病気にかかりやすいイメージがあるが?

​A.子どもは風邪のコロナウイルスにしょっちゅうかかっているので、おそらく免疫ができていて、新型コロナウイルスにもかかりにくいのかもしれません。
ウイルスが私達の気道の細胞にくっつく時、特定のたんぱく質を狙って付く。子どもはそのたんぱく質の量が、大人に比べてかなり少ないのもかかりにくい理由の一つ。
新型コロナは、子どもにとって風邪みたいなものだと思う。
子どもにとっては、インフルエンザのほうがよっぽど怖い。

Q.感染対策で一番重要なことは?

​A.やはり、「密を避ける」「マスクをしっかりつける」のは重要。
特にデルタ株になってからは、大人は布マスクはやめた方が良いのではないかと思っている。
効果の点で、不織布マスクのほうが良い。細かい飛沫(エアロゾル)を出す量がぐんと少なくなる。
特にウレタンマスクは、デルタ株には全く効果がないと思う。
人と話をするときなどはぜひ不織布マスクにして、隙間がないようにつけて
鼻出しマスクは全く効果がありません

Q.ウォーキングやランニングのすれ違い時などは特に気を付けなくてもよい?

​A.そうです。でも距離が近いときはマスクをつけたほうがいい。

Q.ワクチンの効果はどれくらいの期間ですか?

​A.はっきりとは定まっていないが、デルタ株が出てから半年くらいは大丈夫かと思う。
海外からの情報では、半年くらいで効果が落ちてきているという情報もあるので、追加接種が必要かどうかを検討中。
今あるワクチンはデルタ株にも有効です。
ただ、90%台と言われていた効果が、時間が経つと8割7割程度に落ちるんではないかと言われている。
ただ、それでも感染や発症を防ぐ効果は高いので、ワクチンはぜひ打っていただきたい
 

Q.妊娠中ですが、ワクチンを接種するか迷います

​A.妊娠中でも安全にワクチンが接種できているというのは海外のデータでもわかっています。熱が出たりはしますけれども、胎児への影響はまずありません。妊娠中に新型コロナにかかると大変なので、ワクチンは打っていただきたい。
それから、妊婦がワクチンを打つと、胎盤を通じて生まれてくる赤ちゃんにも抗体がいくので、赤ちゃんを守ることにもなる。また、授乳中のお母さんも、ワクチンでできた抗体が母乳の中に出ることが分かってきています。
子どもの感染予防のためにも、妊娠中や授乳中のお母さん方もワクチンはぜひ打っていただきたい。

Q.コロナ禍で避難所生活となった場合の注意点などあれば教えて

​A.感染を恐れて避難しないとういうのが一番危ないですので、避難を優先していただきたい。
避難先で症状が出る人がいたら、その人たちを別にするような場所を設けるのが一番大事。
距離を取る、近くなる場合はマスクをしっかりつける事が大事。

Q.ワクチンを受けるメリットがわからない

​A.2回目の接種後に熱やだるさが出るというのが見られるが、これは1日や2日でおさまります。
新型コロナにかかって肺炎になったり、若い人でも後遺症が残るケースが一部見られます。
新型コロナにかかる怖さと、ワクチンの怖さというのは比べものにはなりません。
ワクチン接種は、はるかに利益のほうが多いかと思います。

Q.デメリットは副反応だけだということになりますか?

​A.一万に何人かアナフィラキシーというのがあります。
また、一万に何人か心筋炎とかもあるが、いずれも軽くで済んでいる。
重篤な副反応は、今のところはっきりしたものはないと思う。
安心していただきたい。