8月16日(月)鹿児島県警戒基準ステージ4(爆発的拡大)へ
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、鹿児島県は、警戒基準を最高の「ステージ4(爆発的拡大)」に引き上げました。
また、県独自の緊急事態宣言も初めて発令されました。
今、私たちは何をすべきなのか。
命を守る行動とは。
暮らしへの影響は。
(8月15日発表)感染者140人、累計5293人
県はきのう8月15日、新たに140人の新型コロナウイルス感染を発表しました。
累計の感染者は、5293人となっています。
また鹿児島市は、市内の宿舎で新たなクラスターが発生したと発表しました。
このクラスター関連で、20代の女性8人の感染を確認、全員が宿舎の居住者だということです。
風呂やトイレ、食事スペースが共同であったことが、感染拡大の要因とみられています。
さらに県は、感染者数が急増している姶良市と喜界町に対し、飲食店の営業時間短縮を要請すると発表しました。
要請期間は、18日から今月29日までの12日間としています。
初確認から約9カ月後、累計1000人に
感染者の累計が1000人を超えたのは、去年12月30日でした。県内で初めて感染が確認された3月下旬からおよそ9カ月(280日)後のことです。
約4カ月後、累計2000人に
そして、感染者数が2000人を超えたのは、それからおよそ4カ月(114日)後の4月23日です。
その約1カ月後、累計3000人に
しかし直後のゴールデンウイークの時期に県内では感染が拡大し、およそ1カ月(27日)後の5月20日には、累計感染者数が3000人を超えています。
さらに約2カ月半後、累計4000人
累計が4000人を超えたのは、さらに2カ月半(73日)後の今月1日。
2週間以内で累計5000人以上に増加
そして、今回のいわゆる「第5波」により、今回は2週間経たない13日後に、累計5000人に達してしまったことが分かります。
警戒基準ステージ4・県独自の緊急事態宣言を発令
こうした状況を踏まえ、県は8月13日に、新型コロナの警戒基準をステージ4に引き上げるとともに、県独自の緊急事態宣言を発令しました。
●塩田知事のコメント
~新たな局面~
13日、県は警戒基準を「感染者の爆発的拡大」のステージ4に引き上げるとともに、今月31日までを期限とする、県独自の緊急事態宣言を発令しました。
病床が近いうちに満床となり、自宅待機が増え、医療サービスが受けられないことも懸念される。 今がまさに正念場です。
県民に、不要不急の県外への往来自粛や、外出の自粛を呼びかけています。
県内全域に外出自粛を求めるのは、去年、全国に緊急事態宣言が出されたとき以来です。
警戒基準「ステージ4」生活への影響
【飲食店に時短営業を要請】
現在、飲食店に対して営業時間の短縮を要請している区域は、「鹿児島市」と西之表市、「中種子町」、「南種子町」、「霧島市」と「徳之島町」、「天城町」、「伊仙町」となっています。
またあさって18日からは、「姶良市」と「喜界町」も追加されます。
期間は、いずれも今月29日までとなっています。
県の施設についても今月31日までの間、原則休館となりました。
【県有施設の休館】
・宝山ホールや黎明館では、すでに実施予定の企画展や常設展示は、感染対策を徹底の上、続行
・県立博物館や桜島ビジターセンターはフラワパークかごしま、高千穂河原ビジターセンターは休館
・県体育館などのスポーツ施設は、予約完了分については午後8時まで利用可能。新規予約や当日利用の受け付けは停止
【県の利用可能施設】
・県立図書館(午後8時まで)
・各施設の相談窓口
・県立奄美図書館
・かごしま県民交流センター
(研修室や共有施設は利用不可)
【鹿児島市の施設の閉園・閉館】
・平川動物公園やいおワールドかごしま水族館は今月31日まで原則休園・休館
【鹿児島市の施設の休館】
・維新ふるさと館 ・火の島めぐみ館
・マグマ温泉 ・八重の里
・観光交流センター ・松元平野岡体育館(温泉施設)
・輝楽里よしだ館 ・スパランド裸・楽・良(宿泊施設以外)
・マリンピア喜入温泉保養館(浴場・売店)
私たちにできる暮らしの中の感染対策
・こまめな手洗い、手指消毒(共有物にさわった後など)
・マスクの正しい着用(すき間なくフィット)
・3蜜(密接・密集・密閉)の回避
・ポイントをおさえた会食(人数が増えるほどリスクが高まる)
・ポイントをおさえた生活(外出はすいた時間と場所を)
ワクチンの接種手順
①市町村から接種券を受け取る(自治体から順次発送)
②web、電話などで予約
③接種会場へ(医療機関や公民館、体育館など)
④問診票、医師などによる予診、接種
⑤経過観察
※詳しくは各自治体へお問い合わせ下さい。
あすも県内の新型コロナ情報
あすは専門家を招き、県内のコロナ情報を詳しくお伝えします。