昨今のコロナ事情、企業が立ち上がりました。曽於市では売り上げ減少に悩む飲食店を一堂に集め、ドライブスルー形式のお弁当販売。伊佐市のアパレル工場がマスクの製造、霧島市の焼酎メーカーが消毒液の代用品を作り始めています。今出来ること、地域と企業、それぞれの挑戦をお送りしました。
【ドライブスルー イン SOO市】
新型コロナウイルス感染を警戒し消費が低迷する中、曽於市内の飲食店主らが参加している緊急企画です。毎週月曜日、水曜日、金曜日に行われており、9店舗が出店しています。「からあげ」に「おにぎり」といった 定番のお惣菜からタコ飯など、ちょっと変わったお惣菜も販売されています。始まった時は、3店舗でしたが、今は9店舗まで仲間が増えました。大変な時だからこそ、みんなで助け合う。これからも、この繋がりは続いていきます。
【錦灘酒造】
こちらでは、コロナ対策として医療現場や私たちの生活などに必要な消毒液を焼酎メーカーならではの方法で造っています。その消毒液とは、アルコール分77%の高濃度アルコール製品「NSD77」。消毒用エタノールの代替品として、手指消毒に使用できます。多くの方の協力のもと完成した「NSD77」。今では、一日およそ160本を製造しています。
電話: 0995-58-2535
高濃度エタノール製品「NSD77」1430円(税込)
【スカラー九州工場】
1971年から伊佐市でストッキングやタイツなどの製造を始めたスカラー九州工場。今回の新型コロナウイルス感染拡大を受けて、コロナ対策の必需品、マスクの製造を始めました。マスク製造は初めての試みでしたが、ゴム製品を扱う工場だからこその強みを生かした技術で、製造に踏み切りました。試行錯誤を経て、ようやくたどりついたマスクの製造。今では、毎日およそ6000枚を製造しています。今ある設備や調達できる素材、そして何より、高い技術が詰まっているマスク。さらに、マスクの側面にはガーゼを入れるポケットが付いていて、全体を強化できたり、何回でも洗えて使えたりと機能性と耐久性を備えたマスクなんです。工場で製造しているのは、SS・S・M・Lの4サイズで2枚入って各550円(税込)です。このマスクを、伊佐市などに2500枚寄付をしたそうです。
電話: 0995-26-1151