10月22日に投票が行われた衆議院議員選挙。与野党が舌戦を繰り広げた選挙戦の結果が出ました。鹿児島4選挙区の結果を振り返りながら、鹿児島一区で当選された川内博史さんにに今後の展望についてお話を伺いました。
県民の審判はいかに?衆院選を振り返る
今回の衆院選は先月安倍首相が衆議院を解散したことに伴うものですが、当初は大義なき解散と批判の声があがりました。希望の党の立ち上げ、民主党の分裂など野党の動きが混沌とする中での選挙戦。結果は自民・公明の勢力が3分の2を拡大し、与党圧勝となりました。鹿児島でも選挙区が一つ減り区割りが変更する、長年鹿児島1区の自民のイスを守り続けていた保岡興治さんが公示2日前に出馬を取りやめるなど、大きな動きがありました。
【鹿児島1区 立憲民主党 川内博史 氏】
立憲民主党から出馬した元職の川内博史さんが自民党新人の保岡宏武さんとの激戦を制し、4年10か月ぶりの国政復帰となりました。
【鹿児島2区 自民党 金子万寿夫 氏】
鹿児島2区は自民党・前職の金子万寿夫さんが組織力を生かした選挙戦で手堅く票を集め、5万票以上の大差をつけて3期目の当選を果たしました。
【鹿児島3区 自民党 小里泰弘 氏】
鹿児島3区は自民党・前職の小里泰弘さんが希望の党から出馬した野間健さんらを抑え、5期目の当選を果たしました。
【鹿児島4区 自民党 森山裕 氏】
鹿児島4区は自民党・前職の森山裕さんが7万票以上の大差をつけて、野党共闘の候補を退けました。
【比例代表九州ブロック 自民党 宮路拓馬 氏】
比例代表九州ブロックでは、自民党の前職・宮路拓馬さんが2回目の当選を果たしました。
鹿児島関係は立憲民主が1人、自民党が4人当選となり、野党勢力も一矢を報いる格好となりました。投票率は56.09%で戦後最低だった前回を5.62ポイント上回りました。