誰もが目にしたことがあるヒット商品の数々。開発したのは鹿児島出身の男性。しかしその歩みは波瀾万丈だった。極貧、成績最低、転職15回、そしてホームレスも経験。挫折を乗り越え、作った会社は年商数十億円にまで成長させる。現在は甑島の老朽化したホテルの再生に乗り出す。元ホームレス社長の人生からスペシャルキャスター前園真聖が生きるヒントを聞きました!
敏腕社長は元ホームレス!?波乱万丈の人生に迫る
【本房周作さん】
鹿児島出身の本房周作さん66歳。駐車場管理機械メーカーの社長。年商は120億円。
母親が本房さんを産むと同時に亡くなり、父親が子供4人を育て、生活保護だったりと幼少期は極貧生活でした。
その後は、集団就職で行った豊田市ではオイルショックの影響を受けリストラ・転職15回、福岡で訪問販売の仕事をしていたが上手くいかず、公園でホームレスの人たちを話をしているうちに、本房もホームレスに。
【転機】
電気を学んでいた経験があったので、寮のある自動ドアのメンテナンス会社に入社。
その後、自動ドアの動きにヒントを得て「駐車場のゲート」を開発。「これで無断駐車が無くなる」と売り歩き、マークを日立に似せたら、日立から「いい商品だ」とカタログに載せて頂き、大ヒット!
【コインパーキング】
町中でよく見る“犬のマーク”のコインパーキングも手がけている。当時は、精算機とロック盤が1対1。1つの精算機で複数のロック盤を操作する技術をフランスから得る。1台サンプルを買って日本仕様にして販売したら、またしても大ヒット。
【現在のチャレンジ】
上甑村里町にある「リゾートホテル甑島館(薩摩川内市里町)」 。もともと薩摩川内市が運営していましたが、薩摩川内市の岩切市長が本房さんに再建を頼み、本房さんは男気で引き受けました。
本房さんは島民のモチベーションをあげたい。昭和を築いた方たちの笑顔を見たいと、昨年3月13日にリニューアルオープンたホテルを今も再建に向けて頑張っています。
「努力は自分を裏切らない!」「これで良かったんだ」と思って死にたい。と…
本房さんの父親からの言葉「誰かの役に立つ人間になるように」