今年最後のかごニューは２０１６年の鹿児島を振り返りました。オリンピックに災害に事件、新知事も誕生した鹿児島。県民２００人にアンケートを実施し、ランキングで紹介。ゲストは大河ドラマ「真田丸」に出演し活躍した鹿児島市出身の迫田孝也さん。熱く今年の鹿児島を語りました。

県民200人に聞きました今年の気になるニュース

【第１位】熊本地震　震度７を２度観測
今年４月、２度にわたり震度７の地震が熊本をおそいました。被害は深刻で、突如訪れた災害に不安は広がるばかり。４月１６日の本震では県内でも長島町で震度５弱、鹿児島市や阿久根市などで震度４を観測、鹿児島の観光にも影を落としました。
ゴールデンウイーク期間中、県内に宿泊した観光客の数は前の年の６５％まで落ち込み、県全体では５月１２日までで１０万５０００泊のキャンセルがありました。隣県熊本の地震、、、改めてこの日本は自然災害と隣り合わせであることを再認識させられた一年でした。
また、霧島市国分高校家庭クラブの皆さんは今もボランティア活動を継続しています。

　
【第２位】鹿児島県初の民間出身知事誕生
７月の県知事選。新人の三反園訓さんが現職を破り、県政史上初めて民間出身の知事となりました「目指すはフラット政治。公平な政治、どこへでもふらっと行く」。脱原発を掲げた三反園知事でしたが、１０月からは１号機の定期検査に入り、知事からは迷走ともとれる発言が続きました。

　
【第３位】記録的な寒波　鹿児島市14cmの積雪
１月、記録的な寒波が県内を襲いました。鹿児島市で１４センチの積雪。伊佐市大口では県内の観測史上最低記録となる氷点下１５．２℃を観測。奄美大島でも１１５年ぶりに雪が観測されました。県内をおそった記録的な寒波。私たちの記憶に強烈に刻まれました。

　
【第４位】映画「君の名は。」
記録的な大ヒットとなった映画「君の名は。」主人公の声を演じたのは、鹿児島出身の上白石萌音さんです。上白石さんは秋に鹿児島に凱旋、あのRADMPSの名曲「なんでもないや」を
ふるさとの人々に披露してくれました。

　
【第５位】リオデジャネイロオリンピック
今年の夏を熱くしたリオデジャネイロオリンピック。日本はこれまでで最多の４１個のメダルを獲得、新たな歴史を刻みました。また鹿児島ゆかりの選手たちも活躍、私たちに元気と勇気を与えました。時差が１２時間のブラジルでの開催ということで寝不足になったかたも多かったんじゃないでしょうか！
この大会からオリンピックの正式種目となった７人制ラグビー「セブンズ」日本は強豪ニュージーランドを破るなど快進撃を続け４位入賞を果たしました。
そして、陸上女子５０００メートルに出場した上原美幸選手（鹿児島女子高校出身）。序盤から先頭で引っ張るこの積極的な走り。上原選手は日本勢として２０年ぶりの決勝に進出。４年後の東京に期待と希望をつなぐ見事な走りを見せてくれました。

　
【第６位】マイナンバー制度スタート
国民一人一人を番号で識別する「マイナンバー制度」が今年１月から導入されました。社会保障、税、行政機関の手続きの一部で使われるものですが、プライバシーの侵害を危惧する声や、また導入から１年、未だによくわからないといった声も多く聞かれています。

　
【第７位】鹿児島マラソン開催
３月に行われた県内初の都市型市民マラソン、「鹿児島マラソン」。全国からおよそ１万２０００人のランナーが参加し、早春の薩摩路を駆け抜けました。その経済波及効果は１４億３０００万円にのぼりました。

　
【第８位】桜島５０００メートルの噴煙
７月、桜島の昭和火口で爆発的噴火が観測され噴煙が火口からおよそ５０００メートルの高さまで到達しました。このニュースは全国でも報道され大きな話題となりました。それ以来、爆発は観測されず、その期間は今日迄で１４７日。昭和火口が活動再開した２００６年以降、
最長期間となっています。