秋も深まり、薫り高く温かい珈琲が恋しくなってきた。どうせなら挽き立て、淹れたての珈琲を一杯!?老舗カフェで、自宅で、テークアウトで。どんなスタイルでも美味しい珈琲が一緒ならあなたのくつろぎ時間はもっと格別に。この秋、オススメのカフェに老舗のマスターが伝授するドリップ法などを紹介!
深まる秋!珈琲を楽しもう
【Coffee&Tea Morry】
鹿児島市谷山中央で28年間、本格的な珈琲と紅茶が飲める場所として愛されています。
こちらのダッチコーヒーは、熱々のミルクにじっくり抽出した濃いコーヒーエキス(抽出時の最初の1滴だけを集めたような濃く苦みの強いもの)を割り入れて飲みます。オランダがプランテーションを行っていた時代、開拓地にいたオランダ人が高価なチョコレートの代わりにコーヒーを水出しし、濃い珈琲エキスでミルクを割ったのが始まりだそうです。砂糖との相性も抜群。ミルクに負けない強い苦みとうま味で、チョコレートの様な味わいを醸し出すダッチコーヒー。皆さんも是非どうぞ。また、自家製食パンで作ったトーストもオススメ。オランダ産の風味とコクのあるゴーダーチーズがのったトーストとコーヒーの相性は最高です。
電話: 099-260-3050
営業: 11:00~21:30
ダッチコーヒー650円 チーズトースト400円(ドリンクと注文すれば100円引き)
【&COFFEE】
コーヒー好きが集まり鹿児島市武に去年8月オープンしました。
こちらは「美味しい1杯」の為にとにかくストイック。上質なコーヒー豆ばかりを扱うだけでなく鮮度にも拘り、店頭には焙煎したての豆だけが並びます。挽きたての豆の香り、お湯が注がれる音。五感で楽しめます。
電話: 080-4692-2975
営業: 11:00~21:00
持ち帰り320円
豆知識:コーヒー専門店が、その自慢の腕を見せるのが『ブレンドコーヒー』。門外不出の豆の配合や焙煎の具合で、その店の味が表現されます。一般的にも まずは『ブレンド』を注文するお客さんが多いですよね。しかし、いわゆる珈琲専門店は扱う豆全てにチカラを入れているので、『シングル』や『ストレート』と呼ばれているもの。つまり、ブラジルやモカなどと言った、1種類のコーヒー豆だけで抽出されるコーヒーも絶品なんです。
【COFEE&TEA 南蛮】
創業63年の老舗。鹿児島市下荒田で半世紀以上続く珈琲専門店。オススメの一杯は、オリジナルブレンドのフレンチロースト。酸味は控えめ。コクと苦みのある上品な味わいです。
電話: 099-253-7080
営業: 11:00~20:00
フレンチ(ブレンド)500円
家でも美味しく点(た)てるコツ:まずは、道具や器を温めます。フィルターの豆は、中央にへこみを作り。そこに80℃のお湯を中心から「の」を描くように少しずつ注ぎます。豆の膨張をしぼませないのがポイント。まさにこの時、香りやうま味が出ています!一度しぼんだら、膨らまないそうです。お湯が豆の間を通らないと、うま味が出ません。フィルターにお湯をかけない事が大事だと言う事です。因みにコーヒーの神髄はブラックのみにあらず、段階的にシュガーやミルクで味の変化を楽しむのが通だと言う事です。