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絶対音感をもつ天才少女として、12年前にKTSの情報番組「げっきん!かごしま」で紹介した、指宿市出身の福留亜音さん。
当時小学生だった亜音さんは、その後芸大の最高峰とされる東京芸術大学に進学し、プロのピアノ奏者になっていました。
そして今回、鹿児島で凱旋ライブを行うことに。
当日の模様を紹介すると同時に、天才少女のこれまでの足跡を振り返りました。
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先月24日。
鹿児島市で「ある」演奏会が行われました。
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東京007(ゼロゼロセブン)。
東京からやってきた女性だけの音楽グループです。
この中に鹿児島出身の音楽家がいます。
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実は12年前、KTSの番組で、彼女を天才音楽少女として取材したことがあるんです。
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絶対音感をもつスーパー小学生として紹介した福留亜音さん。
2歳からピアノを始めたといい、即興で作った曲を演奏するというスゴ技も披露してくれました。
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既に、作曲までできちゃう天才少女だったんです。
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今は東京で暮らしているという亜音さん。
この日は、指宿の実家にいるということで訪ねると…。
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当時、小学生だった亜音さんも、今や大学4年生。
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(亜音さん)
「東京芸術大学の作曲科におります。」
亜音さんは、芸術大学の最高峰とも言うべき、東京芸術大学の学生なんです。
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そんな超エリートの亜音さんに、テレビ出演したあの日から現在までを振り返って、人生を折線グラフで表してもらいました。
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真ん中より上は、調子が良い時。
真ん中より下は、不調な時です。
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出会ったのが11歳。
(亜音さん)
「そこから中学入学までは、音楽イコールつらい。」
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その後、ピアノ以外の楽器に挑戦することで、演奏の楽しさを改めて感じた亜音さん。
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そして、15歳の時に音楽科のある松陽高校に入学したのですが…。
(亜音さん)
「それまで即興で楽しんでいた作曲が学問となるとこんなにも辛いのかって。」
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そして、18歳で人生のどん底に。
2度の大学受験失敗を経験しました。
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(亜音さん)
「音楽が好きって感情はあんまりなかった。」
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それでも、これまで続けてきた音楽を諦めることはありませんでした。
(亜音さん)
「プライドが許さない。東京芸大は昔からの目標。そこに行かないと意味がない。」
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そして、二十歳で念願の東京芸大合格を勝ち取りました。
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好きかどうか分からなかった音楽でしたが、
(亜音さん)
「今、楽しいですね。上り坂って感じ。」
それには、「ある」活動が影響しています。
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(亜音さん)
「東京007スーパークラリネット。ちょっと変わった編成のアンサンブルグループです。」
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グループでは作曲やアレンジを担当しています。
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今回、凱旋公演を行うということで鹿児島に帰ってきました。
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会場での打ち合わせや、チラシの配布などの宣伝も自分で行いました。
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東京007は、出身地はバラバラで、初めて鹿児島を訪れるメンバーもいました。
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名だたる作曲家が作った曲を演奏する東京007。
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中でも注目は、やはり、亜音さんが作った曲です。
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(亜音さんの母)
「こうやってプロになっていくんだ。グッときました。」
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亜音さんの夢は…。
(亜音さん)
「作曲家として、音楽家として大きな存在になれればいいなと思います。」