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4月12日(火)鹿屋市が制作した戦争遺跡VR。内容を紹介

終戦から77年。
当時を生き抜いた人々は高齢化し、体験者が戦争を語り継ぐ平和学習にも限界が近づいています。
多くの戦争遺跡が残る鹿屋市では、若者たちに平和の尊さや戦争の悲惨さをよりリアルに伝えようと、「戦争遺跡360度VR」を制作しました。
一体どんなものなのか、体験してきました。

OA動画はこちら

戦跡が多く残る鹿屋市

大隅半島のほぼ中央に位置する鹿屋市。

 

豊かな自然に恵まれたこの町には、かつて太平洋戦争で多くの若者が命を落とした、特攻隊の前線基地がありました。
市内には今も、多くの戦争遺跡「戦跡」が残っています。

今回鹿屋市は、市内に残されている戦跡のうち、「笠野原基地エリア」、「串良基地エリア」、そして、「金浜海岸エリア」のそれぞれ2カ所、合計6カ所で、360度のVRコンテンツを体験できるよう整備を行いました。

製作したVRコンテンツは、全部で3種類。
 

現地に行って、看板などに表示してあるQRコードをお手持ちのスマートフォンやタブレットで読み込み、体験することができます。

 

鹿屋市の戦跡に詳しい、鹿屋平和学習ガイドの迫睦子さんに現地を案内して頂きました。
 

【​海軍航空串良基地跡 地下壕第一電信室】

見学可能時間 午前9時~午後4時※年末年始は除く
 

アメリカ軍の攻撃を避けるため、地下に造られた軍施設です。
深さはおよそ7m。
コンクリートの厚みは最大1.5mと、非常に頑丈な作りになっています。
 

ここでは、特攻隊からのモールス信号を受信していました。
 

「我、戦艦に突入す」「我、駆逐艦に突入す」「我、空母に突入す」
それぞれの​合図の信号が送られてきます。



 

そして、信号音が消える時。
それは、若者の命が消えた瞬間を意味しました。

 

【海軍航空隊笠野原基地跡 川東掩体壕(かわひがしえんたいごう)】
掩体壕とは、敵の攻撃から航空機を守るための施設です。
 

新たに完成したVRを体験してもらおうと、地元の小中学生に来てもらいました。
 

今から77年前、ここがどんな場所だったのか。
VRは、子どもたちに新たな気付きをもたらしました。

映像を見た子どもたちは、
「VR映像を見て、現実に起きていたことと実感した」。

「どんな場所なのかは知っていたが、過去の様子を知ることができて、良かった」。
などと話していました。

VR映像を​​体験できる場所

鹿屋市戦争遺跡360°VRの全編は、現地鹿屋で体験可能です。

 

鹿屋市戦争遺跡360°VRより

【笠野原基地エリア】
■川東掩体壕          
鹿屋市川東町8206-55
■農畜産物直売所「どっ菜市場」 鹿屋市笠之原町7515-1

「どっ菜市場」は、かつて滑走路があった場所なんだそうです。

鹿屋市戦争遺跡360°VRより

【串良基地エリア】
■串良平和公園   
鹿屋市串良町有里5660-1
■​地下壕第一電信室 鹿屋市串良町有里4963-2
  (見学可能時間 午前9時~午後4時※年末年始は除く)

鹿屋市戦争遺跡360°VRより

【金浜海岸】
■高須トーチカ   
鹿屋市高須町(高須海水浴場脇)
■進駐軍上陸地の碑 鹿屋市​高須町(県道68号線沿い)

 

鹿屋市戦争遺跡360°VRより

体当たりとともに信号は途絶えるー


 

​詳しくは、鹿屋市ホームページをご確認ください。
鹿屋市 戦跡」で検索すると分かりやすいと思います。

問い合わせ:0994-31-1121 
(鹿屋市農林商工部ふるさとPR課)

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