
新型コロナが落ち着きを見せている今年の冬。
実は、子どもにとって注意すべきは「インフルエンザ」という指摘があります。
子供のインフルエンザについて、特集でお伝えしました。

お話を伺ったのは、
感染症学が専門の鹿児島大学 大学院 西 順一郎教授と、

鹿屋市のまつだこどもクリニックの松田幸久院長のお二人です。

■大きな流行の可能性も
・去年全く流行がなく、私たちみんなの免疫が落ちている。だから、大きな流行に繋がる可能性もある

■1歳~9歳の子供の死亡原因で5位になっている

■インフルエンザにかかりやすい子供の年齢は、幼稚園児から小学生
・生後1~2カ月でも感染する

■熱が高くて痙攣を起こす場合がある

■脳症がひどければ後遺症を残してしまうこともある

■学校での流行を止めるにはワクチンしかない
・インフルエンザワクチンは、平均して50~60パーセントの有効率
・発症するリスクを半分にする
・生後6カ月から接種できる。13歳未満は2回接種
※妊婦も接種可能

■流行は12月~4月ぐらいまで
・例年は12月から始まって、1月、2月がピーク。流行は3月、4月ぐらいまで

■インフルエンザの流行は湿度に左右される
・ 乾燥していると、ウイルスがずっと空気中を漂う。この冬は、乾燥した冬になりそう

■インフルエンザと新型コロナの流行が重なれば、医療体制が混乱
・年末年始の帰省などを考えれば、ある程度新型コロナの感染者が増えてくるのは間違いない

■ぜひインフルエンザワクチンの接種を
・インフルエンザが少ない患者数で済むように、年内にワクチン打って予防してほしい

■感染予防には手洗い・うがい・換気を徹底!
・子供達の場合、マスクをつけていても、インフルエンザの感染が増えたという事例がある。有効なのは、手洗い・うがい・換気