今年は丑年。鹿児島は、肉用牛の飼養頭数全国1位、中でも「鹿児島黒牛」は、全国和牛チャンピオンに輝くなど品質の高さでも国内外から注目されています。番組では、そんな身近な食材である「牛」を大特集。そもそもどんな動物で、何を食べているのか等など、川路あかりアナウンサーが鹿児島の牛をモ~勉強。県民だからこそ知っておきたい「牛」の情報をトコトン掘り下げました。
畜産王国 鹿児島
温暖な気候の中たいせつに育てられる鹿児島の牛は、2017年 和牛のオリンピックといわれる全国和牛能力共進会で団体優勝、日本だけでなく、海外からも高く評価されています。
カミチクグループ
今回、協力していただいたのは、カミチクグループ。肉用牛だけでなく、乳用牛も自社で育てる、まさに鹿児島の牛を網羅する企業です!
今回向かったのは、県内だけでも40以上ある農場のひとつ「金峰農場」です。ここは、肥育される牛が育つ農場。1700頭もの牛が、待ち構えています。カミチクのオリジナルブランド牛 薩摩牛。品評会の歴代受賞者から選抜された生産者が育てる、黒毛和牛です。
優しい性格の牛だからこそ、育てる上で大切なことがあります。それは牛への深い愛情が、良質なお肉に繋がるそうです。
搾乳ロボット牛舎
ここは搾乳を機械で行い、飲む量を計りながら、子牛を保育する牛舎です。ここには色んな品種の子牛が育てられています。
免疫のない状態で産まれる子牛は、人間と一緒ですね。だからこそ慎重に丁寧に、接しているそうです。こんなに人なつっこいのも、愛されて育ってるからですよね。
ここで牛たちが過ごすのは2ヶ月ほど。その後、品種によって各地の農場に離ればなれになってしまうんです。
カミチクファームTMRセンター
肉用牛は食べて太ることが大切です。カミチクグループは、エサも自社で作っているんです。他にも、飼料稲、玄米などたくさんの原料を組み合わせて、オリジナルの発酵飼料を 1日50トン、全てここで作っているんです。
エサは、牛の成長段階によって原料を変えていて、例えば肥育用の牛には、太らせるために、トウモロコシなどの穀物を多く配合しているんだそうです。自社で製造することで、安全且つ安定にエサを供給できるんです。
牛を育てるには、まず腹つくりから ということですね。
カミチクファーム加工センター
さらには、加工も自社で行っているカミチクグループ。市内の食肉センターで、と畜から加工まで処理しています。
1次産業、2次産業、3次産業、全てを一貫して行うことで、安全・安心で良質な牛肉を、納得のいく価格で私たちの元に届いているんです。
産直鉄板ビーファーズ
天文館にぎわい通りにある「産直鉄板ビーファーズ」。今回の企画に協力してくださった、
カミチクグループが手がけるお店です。
カミチクファームの農場で見た、オリジナルブランド牛 薩摩牛。品評会の歴代受賞者から選抜された鹿児島県内の生産者が育て、そして脂肪交雑(霜降り・サシ)、脂肪の色沢と質、肉の締まり及びキメ、肉の色沢、この4つの項目を総合的にみて、5段階中 4以上の評価を得た、鹿児島県産黒毛和牛です。
1頭700kgから10kgほどしかとれない、サーロイン。牛の肩~腰の、「ステーキの王様」とも呼ばれる、霜降りが程よく入った部位です。目の前で焼いてもらうお肉は、格別です。
カウンター席なので、おひとり様でも入りやすいです!
住所: 鹿児島市東千石町13-10
薩摩牛サーロインステーキランチ100g 5830円(税込)サラダ・ご飯・味噌汁・漬物付
美食肉飯ビーファーズ
産直鉄板ビーファーズと同じビルの2階には、よりお手軽に、おいし~いお肉を食べられる「美食肉飯ビーファーズ」がオープンしました!
例えば 「焼肉丼」和牛のバラ肉がででーんとのって なんと 980円。カミチクの美味しいお肉をどんぶりスタイルで。満足感たっぷりの一品です。
鹿児島の誇る黒牛、皆さん。モ~っと食べていきましょ~!