「鹿児島東西道路」プロジェクトの歩み 貫通まで残り36m
2026年5月7日(木) 11:30
「巨大な卵の中を歩いているかのよう」 視察団が見た地下空間
2025年4月22日、鹿児島東西道路の建設促進期成会のメンバーが現場視察を行った。鹿児島市の下鶴隆央市長をはじめとする視察団は、すでに掘削されたトンネルの内部を実際に歩いて確認した。
その光景は、まるで「巨大な卵の中を歩いているかのよう」だったという。直径約11メートルの円形断面が連なる地下空間は、圧倒的なスケールで視察団を迎えた。鹿児島市の地下でこれほどの構造物が着実に形づくられていることを、メンバーたちは自らの足で実感したはずだ。
そして4月28日には再び視察が行われ、工事の最新状況が確認された。
98.5%完了、残り36メートル 貫通は目前

鹿児島東西道路トンネル貫通が目前に迫る
鹿児島国道事務所によると、2026年4月末時点でトンネルは甲南高校方面から田上方向へ2286メートルが掘削済みであり、全体の98.5%が完了している。残りはわずか36メートルだ。
シールドマシンが2023年11月に動き始め、2024年9月からは倍速で掘削が進んだ結果、ゴールはすぐそこまで迫っている。
一方で、トンネルの貫通時期は現時点では未定であり、鹿児島東西道路全体の具体的な完成時期もまだ示されていない。貫通後も道路としての供用開始までにはさらなる工程が待っている。
「官民一体で全力で」 下鶴市長が語る期待
2026年4月、視察に参加した下鶴隆央市長は、「早期完成に向けて官民一体となって全力で建設促進に取り組んでいきたい」と力強く語った。
この発言には、地域の交通課題に長年苦しんできた市民の思いが重なる。武岡トンネルの渋滞は、通勤・通学から物流まで、鹿児島市民の日常生活に幅広く影響を与え続けてきた。鹿児島東西道路が完成すれば、その状況は大きく変わることが期待されている。
残り36メートル。1400トンのシールドマシンが掘り続けた2300メートルのトンネルが、まもなく一本につながろうとしている。貫通の瞬間、そして開通の日を、多くの鹿児島市民が心待ちにしている。





















































































































