KTS開局50周年記念ドラマ「前田正名ー龍馬が託した男ー」で主人公・前田正名を演じた迫田孝也さんに生出演していただきました。迫田さんは鹿児島市のご出身で、これまで大河ドラマ「真田丸」や「西郷どん」などの話題作にも出演しています。
ドラマ「前田正名」について
｢前田正名―龍馬が託した男―｣、舞台は150年前の日本。坂本龍馬に託された思いを胸に、地方から国を豊かにしようと奔走した名も無き薩摩藩士の物語です。迫田さんが演じるのは、主人公・前田正名（まえだ・まさな）。全国を行脚し地方に産業を育てた薩摩藩士で、山梨のぶどう、静岡のお茶、京都の生糸など農業を中心に、今の日本の礎を築きました。“殖産興業の父”と呼ばれた、隠れた歴史の立役者です。
迫田さんの撮影現場に密着
ドラマの撮影が始まったのは、去年12月でした。撮影初日、夜が明けたばかりの京都・太秦に迫田さんがやってきました。役者の道に入っておよそ20年今回、初めての主演作品となる迫田さん。主演ということを意識しすぎないように、また主演だという責任感を意識を忘れないようにバランスを取るのが難しかったそうです。今回演じた前田正名という人物、迫田さんは元々ご存知なかったそうですが、イメージが付いていないからこそ自分の思ったようにキャラクターを作ることが出来たそうです。役作りというよりも感情的な部分をストレートに出すことを意識したとのことでした。前田正名自身も感情表現がストレートで周囲とぶつかり合うことも多かったそうです。撮影に同行していたスタッフによりますと、迫田さんもとても感情がわかりやすいタイプだったということです。連日喜怒哀楽が激しい前田正名を熱演する迫田さん、監督のOKが出ると思わずガッツポーズ。本仮屋さんとの祝言シーンでは思わず笑顔になっていました。
豪華キャストが集結
今回の出演者には去年鹿児島が沸いた西郷どんの役者も登場します。坂本龍馬を演じる高橋光臣さん、楽しみで寝られなかったそうです。また鹿児島出身の役者も出演します。池田倫太朗さんは薩摩藩士役と薩摩ことばの指導を担当しました。故郷のために駆けつけてくれた池畑慎之介さんは、正名と激しく対立する松方正義役を演じます。今注目を集める女優・野村麻純さんは本仮屋さんの妹役です。そして元サッカー日本代表、前園真聖さんも特別出演。ピッチに入るときと同じようにスタジオに入るときも左足から入るこだわりぶり。気合十分、鹿児島満載のドラマになっています。
制作スタッフも豪華！
実はドラマの制作スタッフも豪華なんです！制作チームには名作ドラマ「Dr．コトー診療所」を手がけたスタッフが集まりました。脚本は吉田紀子さん。音楽は鹿児島市出身の吉俣良さん。そして監督を務めるのは、中江功さんです。中江監督は独特な映像表現でこれまで数々のヒットドラマを生み出してきました。中江監督は30年のキャリアのなかで今回初めて時代劇に挑みます。ドラマの主題歌は、ふるさとの歌姫・中島美嘉さんが歌う｢夜が明ける前に｣。語りは吉岡秀隆さんが担当します。
迫田さんからのメッセージ
1月29日、鹿児島市で開かれたドラマ完成披露試写会に迫田さんの姿がありました。ドラマを楽しみにしてくれていた200人の観客を前に、鹿児島出身の俳優としてメッセージを残してくれました。
「全国へ向けて自信を持って鹿児島のよさを発信していくというさらなる目標をここに約束したい」。
KTSがふるさとに贈るドラマ「前田正名」は2月8日よる8時放送です。
