鹿児島県民の夢がいよいよ近づいてきました。サッカーJ3リーグに所属する鹿児島ユナイテッドFCが今、正念場を迎えています。鹿児島ユナイテッドFCのフォワード薗田卓馬選手にスタジオにお迎えして、お話を伺いました。
鹿児島ユナイテッドFC・薗田卓馬選手
薗田選手は10月20日に行われた試合で決勝ゴールを決めるなど大活躍でした。薗田選手は７月にユナイテッドに移籍されました。地元・鹿児島でプレーする心境を聞きました。
薗田選手「地元でプレーできる喜びをかみ締めながら、毎日練習しています。家族や友人が大勢試合に応援にきてくれるので、その人達のためにも試合に勝ちたいという気持ちでやっています。」
ユナイテッドのこれまでの歴史
「鹿児島からJリーグを」、1995年、教員団チームを母体にヴォルカ鹿児島が誕生しました。ヴォルカの所属リーグはJFLの一つ下の九州リーグ。ここで好成績を収め、JFLに昇格することがJリーグに昇格するための第一歩でした。しかし九州リーグで足踏みが続きます。なかなかJFL昇格まで手が届かない上体が続く中、2010年新たにJリーグを目指すチーム「FC KAGOSHIMA」が誕生しました。九州リーグより下の鹿児島県リーグからスタートしたFC KAGOSHIMAですが、翌年すぐに九州リーグに昇格。2011年からヴォルカとFC KAGOSHIMAはJFL昇格に向けて、白熱の鹿児島ダービーを展開するように。ライバルとして切磋琢磨しあう2チームは競合クラブへ成長しました。
その一方で2つのチームをひとつにしようという動きも件サッカー協会を中心に始まっていました。2012年12月にチームが統合することで基本合意したと発表されましたが、運営実務面での意見がまとまらず統合は一度破談となります。その後Jリーグ側から鹿児島からの申請一本化を求められたこともあり、鹿児島県サッカー協会が仲介役となって両クラブが統合して鹿児島ユナイテッドFCが誕生しました。こうして誕生した鹿児島ユナイテッドFCは2014年の開幕戦からJFLに参戦。1年目を通算順位3位で終了し、そして2015年Jリーグ参戦条件のJ3クラブライセンス交付、ホーム戦平均観客数2000人超をクリア。そして残る条件の通算順位4位以内が確定、Jリーグ入りを果たしました。
迎えた今シーズン、開幕から勝ちを積み重ねていったユナイテッドは、5試合を残し現在2位。悲願のJ2昇格へ一戦も落とせない戦いが続きます。
サポーターに聞く！スタジアムでの楽しみ方
サポーターのみなさんにスタジアムでの楽しみ方を聞いてみました。スタジアムの外ではおよそ３０店舗のイベントブースや飲食ブースが出店。毎試合お客さんを楽しませてくれます。さらに毎試合、特別プログラムでお送りするスタジアムイベント。家族みんなで盛り上がれるイベントが目白押しです。グッズも本当に色々なものがあり、ユナイテッドデザインのシュシュやバッグなど普段使いできそうなものも多いです。
やはりスタジアムの醍醐味は応援。この日も薗田選手がゴールを決めた後はすごい盛り上がりでした。そして勝利した後はみんなで大合唱。
ユナイテッド・現在の順位
ユナイテッドの現在の順位は2位。しかし3位以降のチームを着々と迫ってきており、油断できない状況です。J3で2位以内でJ2昇格、残り5試合負けられない戦いが続きます。
10月28日（日）13時から行われるカターレ富山戦をKTSでは完全生中継致します！なかなか試合を見る機会が無いという方はぜひご覧ください。会場では前原アナウンサーが持っているKTSのスマイルTシャツも販売します。ぜひこの機会にお買い求めください。
薗田選手からのメッセージ
「次の試合も監督、選手、スタッフ、サポーター、みんなで一つになって勝ちたいと思っていますので、熱い応援を宜しくお願いします。」
