伊勢海老漁がついに解禁!リポーターが向かったのは、県内で伊勢海老の漁獲量トップクラスの肝付町内之浦漁港。解禁を祝う祭りに参加しました。またこの時期だけにしかお目にかかれない伊勢海老料理をご紹介しました。
伊勢海老漁解禁!伊勢海老えっがね祭り
肝付町内之浦は県内でも伊勢海老の漁獲量トップクラスの町。今年は10月中ごろまで町全体で「えっがね祭り」を実施し、様々なお店で伊勢海老料理を堪能できます。「えっがね」とはイセエビを意味する地元の言葉です。毎年おもに9月から解禁される伊勢海老漁。この旬の味に県内の港町は活気づいています。更にこの日は漁港で毎年2000人が訪れる年に1度の「なかなかエーガネ!」というイベントが開催され、とても賑わっていました!この日はなんと500人限定でえっがね味噌汁が無料配布されるということで、朝10時からの振る舞いの前に整理券をゲットすべく、早い人は8時から行列に並んでいました。
見どころ満載のえっがね祭り
漁協の戸柱さんにお話を聞いたところ、今年で16回目の「えっがね祭り」ですが、実は今年はアタリ年なんだそうです。通常伊勢海老漁は決められた海域で水揚げされていますが、数年に一度だけその範囲が広げられるので、大きな伊勢海老の漁獲量もアップするそうです。今年はまさに伊勢海老漁の範囲拡大の年。この日一番の大物が、重さおよそ2キロ、価格1万円の超大物が売りに出されていました。そしてなんとこの伊勢海老を買ったツワモノが。購入した奥様いわく、知り合いへの贈り物なんだそうです。水揚げされたものを港で直接買えるのも、祭りならではの醍醐味です。伊勢海老を贅沢に28kgも使用した味噌汁の配布が始まりました。この日は雨で肌寒かったので、みなさん一層美味しく感じていたのではないでしょうか。その他会場ではあさ水揚げされたハモが販売されていました。また特産品コーナーがあったり、1人500円で30分の漁船クルーズ体験できたりと様々な催しが行われていました。
絶品!伊勢海老料理
半世紀ほど続く老舗旅館「旅館ふくのや」で伊勢海老料理が食べられるということでお邪魔しました。旅館ふくのやでは港で直接買い付けたものを旅館の水槽にいれて鮮度抜群の状態で提供してくれます。こちらでいただける「えっがね定食」は、なんと1人前でまるごと1匹の伊勢海老が食べられます!伊勢海老の味噌汁や新鮮な伊勢海老のお刺身ももちろんですが、特製のマヨネーズソースで直火焼きした伊勢海老も絶品です。更にもう一皿天ぷらを付けた「えっがね御膳」もあり、まさに伊勢海老ざんまいです。旅館ふくのやは肝付町内之浦漁港のすぐそば。「えっがね祭り」が行われている10月中旬まで、ご紹介したお料理を提供しています。
えっがね定食 4000円(税込) えっがね御膳 5500円(税込) 天ぷら付き
【福の家旅館】
住所:肝付町南方280
営業時間:11:30~14:00 18:00~20:00(夜は要予約)
TEL:0994-67-2704
町をあげての「えっがね祭り」は10月中旬まで開催中です!また同じ期間中、肝付町内では全7軒で13種類の伊勢海老料理が提供されてます。気になる方は肝付町観光協会へお問い合わせされるか、HPで情報をチェックしてみて下さい。