大雨による災害が心配される季節!今回は鹿屋市や鹿児島市の意外に身近な場所の地下に整備されている、驚きの巨大水防施設などを探検しました。また、個人住宅に貯留施設等を設置する場合の助成制度も紹介!
まちを守る地下巨大施設を探検!
【鹿屋分水路】
鹿屋分水路は九州で最大規模で、トンネル部は高さ9m、幅11m、全長1600mの施設で、1秒間に最大200トンの水量に耐えられるように設計されています。点検作業もジープに乗って行っているとのことです。肝属川が増水した際に、その半分の水量を、この分水路に流しています。平成11年8月の豪雨の際にも、大きな効果が確認されているとのことです。この水路が鹿屋市民の安全を守っています。鹿屋分水路は見学が可能です。お問い合わせは、大隅河川国道事務所(0994-65-2541)まで
【鹿児島市ナポリ通り地下水路】
ナポリ通りの地下にある高さ3.5m、幅5.5m、全長1.1kmの施設。常盤、鶴丸高校、武町周辺からの雨水をこの水路に流し込んでいます。また、水路から逆流しないような仕掛けも付けられています。
【田上・天神公園地下貯留槽】
天神公園全体の地下が貯留槽になっています。田上周辺の雨水を一時的に貯留する施設で、最大4000トンの貯留量があります。
【個人住宅雨水貯留施設設置助成】
鹿児島市では、雨水が川に一度に流れ出すことを防ぐため、個人住宅に貯留施設をする場合、費用の一部を助成しています。設置に要する費用のうち、市が認めた額の2/3を助成しています。助成額はご覧のとおりです。
・雨樋などから一旦タンクに貯める、貯留タイプは、1施設につき38,000円
・宅地内に降った雨を地中に浸透させる、浸透タイプは、1施設につき22,000円が助成されます。
詳しくは、鹿児島市のホームページ、もしくは鹿児島市河川港湾課(099-216-1412)にお問い合わせください。