鹿児島で作られた身近な日常品から、伝統工芸、そして世界に通じる製品まで「MADE IN KAGOSHIMA」を支えている鹿児島の職人や技術者、企業が持つ“凄い技”を紹介!今回は南さつま市のふるさと納税返礼品になっている「オーディオ用真空管」を製造している企業に迫りました!
MADE IN KAGOSHIMA
【鹿児島高槻電器工業】
南さつま市金峰町にあるこちらは、真空管を製造している企業です。真空管というのは電圧や電流をコントロールする電子部品で、昔はテレビやラジオ、オーディオなどに広く使われていましたが、現在は国内で製造しているのはここだけなんです。
【TA―300B】
オーディオ用真空管「TA―300B」。製造中止になったアメリカ製の幻の真空管をモデルに作られ、今や世界中のオーディオマニアがこれを求めているそうです。価格は165,000円ですが、なんと1mmのズレも許されない非常に精密な代物です。しかもすべて手作業で組み立てるので、なかなか大量生産とはいきません。
【トマト栽培】
LEDを作る会社がトマトも作っていると言う信じがたい話ですが、一体どんなトマトをどんな方法で作っているのかと言うと。赤と青の2色のLEDライトを使うことにより種から苗へ育てます。太陽光と同じ効果を天候に関係なく与えることが可能になり、安定的に生産することができるそうです。
トマトが土じゃなく水の上に植えてあるります。これは「水耕栽培」と言い、水に養分を混ぜて与え育てる方法だそうです。簡単に説明するとある程度育ったところで、溶液に食塩を混ぜます。そうするとトマトが水分を取るのを止めます。しかし、光合成はしているので、糖度は水分が少ない分上がるという事らしいです。
通常のトマトの糖度が4~5度のところ、7~10度くらいまで上がるそうです。そして収穫したトマトを1つずつ糖度を測り8度以上のものは、オリジナルブランドトマト「薩摩甘照」になります。