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かごnew
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5月8日(月)医師をゲストに、新型コロナ5類引き下げを解説

きょう5月8日から、新型コロナウィルスの感染症法上の取り扱いが、2類相当から季節性インフルエンザと同じ、5類に移行されました。
これにより、私たちの生活がどう変わっていくのか。
そして医療体制はどうなるのか、お伝えしました。

鹿児島市にある米盛病院は、県内に40ある新型コロナ重点医療機関の一つとして、感染拡大当初から地域の新型コロナ医療の中核を担ってきました。

その米盛病院の米盛公治よねもり・こうじ院長と中継をつなぎ、これからの医療体制について、お話を伺いました。

今までは、発熱外来のある医療機関で受診、または保健所など相談窓口へ連絡して、紹介された医療機関でPCR検査を受けていました。
検査の結果で陽性だった場合、症状などに応じて、自宅療養、協力機関での宿泊療養、または入院といった受診の流れでした。

Q.きょうからは、最初にどこに連絡すれば良いのでしょうか?

A.まずはかかりつけ医に相談。
かかりつけ医がいなくて、相談する医療機関に迷う場合や、夜間・土日の場合は、県の相談窓口(コロナ相談かごしま)や地域の保健所へ連絡。
​流れは、今までと大きくは変わらない。

Q.陽性だった場合はどうなるのでしょうか?



 

A.基本的には自宅療養。
リスクが高いと判断された人が、宿泊療養や入院となる。
この点も、今までと大きくは変わらない。

Q.医療費の負担はどう変わりますか?

A.季節性インフルエンザと同じように、外来医療費が保険診療となる。
PCR検査、入院も同様。
3割負担の人は、3割。
1割負担の人は、1割の本人負担が発生する。
新型コロナ治療薬、ワクチン接種については、本人負担無しが継続。
これからは、インフルエンザなど他の感染症とほとんど同じ扱いになるということですね。

Q.感染者数の発表はどう変わりますか?

A.週1回、感染者数のみの発表。
※死者数の発表は国が検討中

医療現場は5類への移行をどう受け止めている?

実際に、医療現場は5類への移行をどう受け止めているのか、鹿児島市の米盛病院を取材しました。
一時期は最大で20床あった新型コロナ対応病床は、感染の落ち着きによって、現在0床になっています。

新型コロナ病棟で、患者の治療にあたっていた救急科の江口医師に、今の状況について話を伺いました。

(江口医師)
入院患者には、PCR検査と抗原検査を必ずするようにしています。
以前ほどの陽性率はない。
そういった意味で、感染自体は落ち着いてきていると思う。

(江口医師)
5月8日以降も、2~3週間ぐらいは今まで通りの感染対策で患者さんに対応していく。
段階的に感染予防を解除していく。
 

(江口医師)
とはいえ、実際現場でも、新型コロナが原因で亡くなってしまう患者さんを見てきたので、普通のインフルエンザと一緒ですよとはやっぱり思えない。

(江口医師)
手洗いうがいとかですね、マスク着用とかそういったことは、引き続き続けていった方がいいんじゃないかな。
5月8日を境にすべてやめるとか、そういったのは控えたほうがいいんじゃないかなと思います。

さらに、救急科で看護副師長を務める中澤さんは、去年の夏ごろの「第7波」当時の状況をこう話します。

(中澤副師長)
去年の7月~9月はきつかった。
7波のときは、それがもう水も飲めない状態で、16時間働き続けながら次の救急車をどんどん受けないといけない状況でしたので、現場のスタッフは体だけじゃなくて心の方も疲れがピークに達していたなと思います。

(中澤副師長)
5類におりたから我々のPPE(防護服)が最初からすべて元通りっていう風にはならないのかなと思う。
まだまだ私たちは先が長いのかなと思っています。

【視聴者からの質問】Q.自宅療養はどうすればよいか。

A.自宅療養は、原則発症後5日、かつ熱が下がり、また症状が軽快してから24時間以上経つまで外出を控えていただきくいうことが推奨されている。

【視聴者からの質問】濃厚接触者はどう対応すればよいのか。

A.濃厚接触者は法的に自粛を要請されるという状況ではなくなっているが、自分の体調管理に留意をしていただきたい。ほかの方にうつさないような配慮をしていただくということが大切。

【視聴者からの質問】ワクチンの効果は?

A.副反応がつらいという声がいっぱいあり、なるべく打ちたくないというのはあると思う。しかし、致死率が低下しているのはワクチンによる予防効果が高かったと理解している。
 

【視聴者からの質問】まだ打たなければいけないのか?

A.希望される方にはぜひ打ってもらいたい。
接種から半年経てばほぼ効果がなくなるので、ある程度の間隔をもって定期的に打っていくのが望ましい。

【視聴者からの質問】マスクは着用したほうが良いのか。

A.自身に症状があるときは、ほかにウイルスを広げてしまうのを防ぐという意味で、着用していただきたい。
また、医療機関や高齢者の方がいる施設を訪問する際にも、マスク装着が望ましい。
TPOに応じて、ご自身で判断してもらえたら。

【視聴者からの質問】インフルエンザと同じ?家族が感染したら?

A.インフルエンザに準じて行動していただいて構わないが、家庭内感染を防ぐというのが望まれるが難しいことでもある。
基本的な感染対策をするのが望まれる。
 

【視聴者からの質問】新型コロナを軽視する人が増えるのが不安。

A.インフルエンザ死亡者数より、新型コロナのほうが死亡者数が多い。
インフルエンザほど弱毒化されたわけではないので、まだ用心はしておいてほしい。

私たちは、きょうからコロナとどう向き合っていくべきでしょうか?

この3年間とても大変だったと思うが、今後また別の感染症が起きることがあるかもしれません。
この苦しみを学びとして、次の新しい社会生活をできるよう、力を合わせてやればいいかなと思います。