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4月17日(月)いちき串木野の染め物屋から生中継!新作こいのぼり

来月5日は端午の節句。
欠かせないのが、「こいのぼり」ですよね~!
そこで、新作こいのぼりの制作が行われている、いちき串木野市の「亀﨑染工有限会社」から
生中継でお送りしました。

「亀﨑染工有限会社」は、明治2年創業。
大漁旗や五月のぼりなど、ハレの日を祝う作品を作り続けてきました。

亀﨑昌大 かめざき・まさひろ さんにお話を伺いました。

使われているのは、「印染め」という伝統技法です。

(亀﨑さん)
色を入れる部分と入れない部分を分けて、   いわば「印」をつけて染める技法。

染めない部分は、のりをつけた後、「砂」をまぶしているんです。
 

砂がのった部分は、色が染まらないようになります。
 

150年以上変わらない製法なんです。

そして、この印染めは、普段の生活の中で目にする機会が多いんです。
例えば、祭の 法被 はっぴ や店にかかっている 暖簾 のれん など。

印染めの大きな特徴は、遠くからでも目立つ点。
始まりをたどると、「目立たせる」ということに特化した理由がみえてくるんです。
 

(亀﨑さん)
印染めは、平安時代から始まったと言われています。
戦のときに旗に描く名前や家紋などを目立たせるためのものだった。

印染めを行う染め物屋さんも、時代の流れと共に減ってきています。

(亀﨑さん)
戦前は1万件ほど。
今は10分の1に減少。

(亀﨑さん)
手で染めることで、独特の風合いが生まれる。
柔らかな線や色合い。
温かみが出ると思います。

こいのぼりと合わせてあげるものといえば、「五月のぼり」。
 

亀﨑染工で作られる「五月のぼり」は、鹿児島県伝統的工芸品にも指定されています。

描かれる絵にもそれぞれ意味があります。

鯉とともに描かれている竜は、中国の「 登竜門 とうりゅうもん 」の言い伝えに由来しています。
 

流れの激しい滝(竜門の滝)を登り切った鯉が、竜となり、天に登るという伝説。

強い子に育つように、また、立身出世の意味を込めて、このような絵柄が人気を集めています。

(亀﨑さん)
武将が描かれることも多く、牛若丸と弁慶も昔から人気です。
豊臣秀吉の家臣「加藤清正」が描かれたのぼりは、朝鮮の役で虎を仕留めたという逸話がモチーフ。
勇気のある強い子になってほしい、という願いが込められています。

 (亀﨑さん)  
住宅環境の変化で、マンションや庭がない家でも飾れるコンパクトなタイプが人気です。

五月のぼり(タペストリー型)6万3800円

こいのぼりも同じように、コンパクトなタイプが人気で、額に入っているタイプもあります。

亀﨑染工有限会社は、来月1日、芸術や伝統技術を発信する新たなスポット「亀染屋」をオープンさせます。

築70年の古民家をリノベーション。
染め体験や工場見学、様々なワークショップを行います。

(亀﨑さん)
コロナが少しずつ落ち着き、外国人観光客が増えるのを見込んでいます。
日本の伝統を多くの人に発信していきたい。

(亀﨑さん)
ご家族にとって大事なハレの日。
みんなが笑顔になってもらえるような作品を作っていきたい。

亀﨑染工

住所 いちき串木野市旭町156番地1
営業 午前9時~午後6時
電話 0996-32-3053
休み 日・祝