日置市にできた、廃校をリノベーションした施設をご紹介しました。
「108」
何の数字か分かりますか?
正解は、「鹿児島県内で過去10年間に廃校した小中学校の数」なんです。
そして、この廃校をリニューアルした施設が、県内でも増えているんです。
今回紹介したのは、日置市立日吉小学校、旧日置小学校です。
明治4年に創立した学校で、ベビーブームを迎えた昭和31年ごろはおよそ800人の児童がいましたが、徐々に減少。
途中、合併を繰り返すも、2年前に日吉小学校は閉校することとなりました。
そんな廃校を改装し、新たに複合施設として生まれ変わりました。
その名も「日日nova」。
人や想いが交わり、新しい何かが作られていく。
そんなわくわくする「日日」を形にしたいという思いが込められています。
校内を見ていきましょう。
元々教室だった場所は、会議室に。
黒板はそのまま残っています。
かつての職員室は、おしゃれなコワーキングスペースへと生まれ変わりました。
落ち着いた雰囲気で、仕事に取り組めそうです。
この学校の卒業生、田代裕次さんと、赤間純奈さんが来訪しました。
そして、こちらの方は、元校長先生の新屋盛美さんです。
皆さん、リニューアルしてから来るのは初めてだということです。
やってきたのは図書室だった場所です。
フリースペースになっていて、本を読めるのはもちろん、お弁当を食べたり、お昼寝をしたりと自由に過ごすことができます。
幼稚園も敷地内にありましたが、閉園し、カフェに生まれ変わりました。
オシャレな内装で、奥には鹿児島の特産品コーナーもあります。
ところどころに、幼稚園の名残が感じられるカフェです。
こちらで頂くのが、「しんしんこ団子」。
しんしんこ団子(かつおぶし・きざみ海苔) 各180円
日吉町はしんこ団子の発祥の地とされることから、独自にアレンジしたしんこ団子を開発しました。
かつおぶしが乗っていて、珍しいです。
そして先日、校庭では、初めてのイベントも行われました。
地元の飲食店が集まったり、伝統行事が披露されるなどして、子どもたちの笑顔が広がっていました。
児童数の減少などの理由で廃校となった小学校が、地域の人たちが集まる新たなスポットに生まれ変わりました。
日日nova