第132回「地域の問題解決につながる交流拠点作り せごだん」

地域の問題解決につながる交流拠点作り せごだん

鹿児島市の住宅街にある1軒のお家。
ここへ、次から次に地域の住民が訪れます。

住民「久しぶりだね。」
学生「お久しぶりです。」
住民「大きくなって。」

まるで、親戚の集まりのような雰囲気。
なんだか楽しそうですね。

 

今回、未来への思いを綴るのは「せごだん」の皆さんです。

鹿児島市にある、西郷団地。造成されてから、50年以上が経ちます。
近年、人口減少や高齢化で、住む人がいない空き家が増えてきました。

メンバー・坂本正和さん
「ただの空き家であればいいのですが、草がボウボウになっていたりとか、火事になったら怖いなとか、空き家はいろいろ問題は多いと思います。」

その地域の問題解決のために結成されたのが「せごだん」です。
 

代表・志賀隆行さん
「昔に比べると空き家が増え、コミュニティが希薄になっていると感じているところ。そこを何とかしたいという意識がありました。」

そこで、空き家を活用した交流スペース「よりどり」を、半年かけて作り上げたのです。
リノベーションする時には、地域住民や建築を学ぶ大学生も加わりました。
 

住民「いろんな人に会える。いろんな情報が入るかもしれない。」
住民「将来、空き家で宿泊できる場所とかできたら、地元の人や友達と遊べるのでそういうのが欲しい。」
 

​住民「こんなに歳をとっても、お友達でいてね！」
学生「こちらこそ！」

かつての空き家が、地域交流の宝として生まれ変わっていくことでしょう。