荒川ほたるでナイト実行委員会の未来ノート
ホタル舞う環境を守り続けたい 荒川ほたるでナイト実行委員会
華麗に舞うホタルの淡い光。
命の尊さと美しさ、そして儚さを感じさせる、初夏の風物詩です。そんなホタルが棲む環境を守ろうと、日々活動を続けている方々がいました。
今回、未来への思いをつづるのは、「荒川ほたるでナイト実行委員会」の皆さん。
いちき串木野市の荒川小学校。
全校児童16人の小さな学校です。
そのすぐそばに流れているのが、ホタルの棲む荒川川(あらかわがわ)です。
この日、地区の皆さんは、ホタルを見に来る人の為に草刈りをしていました。
(メンバー・三島修さん)
草があれば引っかかって転んだりする可能性もあるから、払っとこうかなと。水がきれいな場所を好むホタル。
この川では、その姿が見られなくなっていました。環境の改善を続けてきたところ、その思いが叶ったのか、20年ほど前から再び蛍が帰ってきたのです。
(メンバー・竹之内茂美さん)
この蛍を地元だけじゃなくて、荒川の良さを知るためにほかの人を呼んで、荒川を見直してもらおうと。そうして、開催されることになったイベント、「荒川ほたるでナイト」。
全校児童が太鼓を演奏し、教頭先生が司会を務めるなど、手作り感満載で来た人をもてなします。
夕暮れ。
川沿いには、たくさんの人たちが陣取り、主役の登場を待ちます。(訪れた人)
おぉすごい!いっぱいいる。ホタルが放つ、淡い光。
地元の皆さんが、大切に守ってきた明かりです。(訪れた人)
とてもきれいでした。(訪れた人)
ホタルもたくさん来てくれると良いね。(メンバー・竹之内茂美さん)
荒川の良さをみんなに知ってもらう活動を、継続していきたいと。ホタルを守る為、ずっと続けてきた活動。
こうした取り組みは、この地域の未来を明るく照らし続けていくことでしょう。
そう、蛍のように。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
