入来小学校ジュニア歴史ガイドの未来ノート
郷土の歴史を学び観光客へ伝える 入来小学校ジュニア歴史ガイド
(校長先生)
おはようございます。
(児童)
おはようございます。(校長先生)
今日も頑張りましょう。薩摩川内市の入来小学校です。
校舎には、なんと瓦屋根。そして学校の周りには、石垣とお堀の跡が。
実は、ここにはかつて、お城があったんです。
今回、未来への思いをつづるのは、「入来小学校ジュニア歴史ガイド」の皆さん。
中世の山城「清色城(きよしきじょう)」跡に建つ、入来小学校。
その環境を活かして、3年生から6年生は、郷土の歴史を学んでいます。
そして「ジュニア歴史ガイド」として、観光客たちに学校周辺の史跡を案内しているんです。
(入来麓伝建地区保存会・長坂正雄さん)
山城って分かりますか?(子どもたち)
わかんない。
(入来麓伝建地区保存会・長坂正雄さん)
わかんない?この日は、事前学習が行われました。
よりよいガイドが出来るよう、地域の歴史に詳しい保存会のメンバーを招いて、開いている学習会です。
(入来小学校 校長 川邊浩幸さん)
地域の方々の思いに触れることで、郷土の事をより深く知って、一緒に盛り上げていくような子どもたちを育てていきたいと思っています。学習の舞台は、学校周辺の「入来麓(ふもと)」と呼ばれる地域。
文化庁が認定する日本遺産にも選ばれている、武家屋敷群です。
(入来麓伝建地区保存会・長坂正雄さん)
昔は、ここ寺子屋だったの。普段何気なく見ていたものに、実は、深い歴史が。
初めて参加した3年生にとっては、聞くこと全てが新鮮だったようです。(入来小3年・卒場石琉李さん)
自分がこんなところで勉強とかができて、遊んだりとかできてうれしい。
いろんな人たちに、分かるように伝えていきたいです。(入来麓伝建地区保存会 会長・東郷宗近さん)
子どもたちがこの地域の歴史を知って、誇りに思ってくれたらいいなと。
(入来麓伝建地区保存会 会長・東郷宗近さん)
観光客もこの地元の方も、喜んでくれております。
ガイドは、わかりやすい話し方も肝心。
学習会では、バスガイドを講師に招いて、発声練習までしました。
子どもたちの「歴史ガイド」は、夏から始まります。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
