中間地区みどりの会の未来ノート
農業技術と伝統文化を未来に伝える 中間地区みどりの会
川の底にたまった土砂を取り除いています。
田んぼや畑に水が流れていくように、定期的に行っているんです。
今回、未来への思いをつづるのは、「中間(なかま)地区みどりの会」の皆さん。
南さつま市加世田津貫(つぬき)。
緑あふれる山間に田畑が広がる、人口およそ1300人の農村地帯です。
長年の課題は、「過疎と農業の後継者不足」。
そこで、地域の人たちが力を合わせて解決しようと発足したのが、「中間地区みどりの会」です。
(中間地区みどりの会・新澤和郎会長)
素晴らしい景色、風景、そういうのを後継者に残していく。
地域の農業そして環境を下支えをする、そういう会なんですよ。深刻化する農業の後継者問題。
先人たちから受け継いだ技術を、地域の未来を担う若い世代へ伝えようと、16年前に活動を始めました。会の最年少、新澤忍(にいざわ しのぶ)さんは、44才。
メンバーの思いを一身に受け止めています。(新澤忍さん)
先輩たちの知識なんかを吸収して、若い世代がどんどんつなげていって、存続させていけたらなあとは思います。
川の作業だけではありません。
老人クラブのみなさんと一緒に花壇づくりを行うなど、地域の美化活動にも積極的です。
(老人クラブ「幾多会」・新澤淳子さん)
力強い存在ですよね。
高齢化ホント進んでますので、全部の事に関わって下さって、本当に助かってます。小学生を招いて特産の金柑の収穫体験に、
地域に伝わる郷土芸能の伝承普及と、とにかく活動が幅広いんです。
この町をなんとかしたい!
地元愛に満ちたメンバーたちの熱量が、地域の未来を切り拓いています。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
